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「あ、Aちゃんお待たせ。コナン君は?」
「あ、あー!蘭ちゃん!待ってないよー?コナン君はまだちょっと…」
新一に聞こえるようにわざと声を上げると気づいたのか色々音がした。…ゴンッとか聞こえたけどどこかぶつけた?
「Aねーちゃん!待たせてごめんね!」
「大丈夫だよー」
二人して挙動不審だ。蘭ちゃんは屈んで新一にお腹壊したの?大丈夫?と聞いている。それを聞きながら園子ちゃんと新出先生が待つ部屋に向かった。
「えぇー!キス!?」
「へ?」
園子ちゃんが頬を赤くさせて言ってるので私達は直ぐ聞き耳を立てた。日没までに高木刑事が来なければ二人は夫婦になる。その証としてキス…。
「ダメに決まって」
「Aちゃん落ち着いて!」
叫びそうになった所を蘭ちゃんに止められた。危ない…気づかれる所だった…。
ごめんと謝って私は少し離れた。話を聞いてたら乱入しそうだから。
「高木刑事には伝えてるのよね?」
「ああ…。老人の話を聞けば犯人は一人に絞れるからって…」
「そっちじゃないわよ!見合いの方!」
「あ、ああ…それも話したよ、条件の事もな」
「なら何でまだ来ないのよー!」
新一の肩を掴んで上下に揺らした。それを新出先生に止められた。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月26日 17時