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佐藤刑事と白鳥警部に動きはない。会話も聞こえないから中で何が起こってるのか分からない…。
「高木刑事、由美さんのメールに気づいてるのかしら?」
「どうだろうね…」
新一が部屋に戻ってこないから多分高木刑事に伝えて事件を解く手がかりを話してると思うんだけど…。
「コナン君遅いから見てくるね」
「え、待って!私が行くから蘭ちゃんは此処に居て?」
新一が推理中なら邪魔したくないし、それに多分変声機で使ってる声は新一だと思うし…。そう思って言ったけど、蘭ちゃんはヒソヒソと私の耳元で言った。
「あ、そっか…。なら一緒に行こ…?」
「うん…」
蘭ちゃんは新一を見に行くのとついでにトイレも済ませたいらしい。耳元で言ったのは男性である新出先生が居たから。
「高木刑事、来るよね此処に…」
「来るって信じよ!今出来ることは信じることだけだよ」
「そだね…。
にしてもコナン君、変な物食べたかなぁ?」
変な物は食べてないと思うよ。って言いたいけど新一が何食べてきたかなんて知らないからなぁ…。
新一は高木刑事に助言してるだけ。ただその助言する為に行くのがトイレだから蘭ちゃんがそう思うのも無理ないか…。
苦笑いして聞いてると向かい側から人が来た。1列に並ぶように私は蘭ちゃんの後ろに下がり軽く頭を下げて顔を上げると
ニット帽の男が通り過ぎた。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月26日 17時