2 ページ15
高木刑事から聞いてるのは事件解決時に協力してもらったとか、そんな話だった。あれ解決させてるの新一なんだけどな…。
話がかなり逸れたので佐藤刑事の話に戻そうと思う。
「あの由美さん、佐藤刑事の見合い相手って誰なんですか?」
「そうそう!」
「誰なんですか!?」
話を戻すとソワソワしていた園子ちゃんと蘭ちゃんが飛びついた。やっぱり気になってたんだ。
でも話を聞いてると佐藤刑事は中身を見ずに適当に見合い写真を選んだみたい…。
私の勝手なイメージだけど、あの刑事さん見合いとか結婚より仕事一筋!って感じに見えたんだよなー。
「え?見合いの事一課の人、誰も知らないの?」
「じゃあ、高木刑事も?」
ん?なんでそこで高木刑事が出てくるんだ?
「高木刑事、佐藤刑事の事が好きなんだよ…」
「へー…」
パンダカーの時、高木刑事と佐藤刑事が共に現場に来たのを思い出した。
あの二人が両想いになったら…
「素敵!ぜひ一緒になってほしい!」
「簡単じゃねーみてーだぜ?佐藤刑事、人気者みたいだし」
「なるほど。ライバルが多いのか…」
うーん…。とりあえず今日行われる見合い相手を見たい…。会場は水都楼。結構遠いな…。
「由美さん乗せてって!」
「ダメよー。勤務中なんだから…」
園子ちゃんも見たいのか由美さんに頼んでいた。人の恋愛はどうなるか気になるもんね、女子は。
35人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月26日 17時