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蘭ちゃんに、大丈夫、と言うように微笑みかけ話を続けた。
「対戦が始まる前に被害者と接触した出島さんも、その後で被害者が志水さんと会話しているから対象外…。もちろんその間レーシングゲームに夢中だったジョディ先生も、被害者に背を向けてそれを見ていた私達も無理…。となると残るは、対戦直前に被害者と話し込んでた対戦相手の志水さん…。あなたしか考えられません!」
言うと警官や周りにいた客たちがザワついた。あれだけ出来ない、無理だ、と言ってたし目暮警部や高木刑事もその話を確かに…と聞いてたから、そう反応されるのは分かっていた。
「なに言ってんだ、お嬢ちゃん…。あんたも見ただろ?対戦でオレが奴にボコにされてるのを!その途中で死んだ男をオレがどうやって毒殺できるって…」
「実際にやってみればわかりますよ。
蘭ちゃんと高木刑事、あのゲームで対戦してみてくれます?」
そう言うと私は蘭ちゃんに、新一は高木刑事にそれぞれやってほしい事を頼んだ。
すると直ぐに試合は始まった。モニターには女のキャラクターと男のキャラクターが映し出された。
先に決めたのは男のキャラクター。それを観ていた客たちは、ひでーなあの刑事…。と高木刑事を見て言った。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月18日 19時