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「そーいえばアイツに連絡した?」
「アイツって…?」
園子ちゃんの言葉に私も聞いていた。すると、新一君よ!と言った。その言葉に私だけじゃなく新一もギクッてなった。
「蘭が劇のヒロインするって言ったらすっ飛んで来るかもよ!衣装だってAが作ったしさー!」
「来ないよ…。
それに…いいんだわたし…コナン君が元気になって観に来てくれれば…」
「え?」
「来てくれるよね?」
「う…うん…」
この二人の光景…。というか、蘭ちゃんの接し方…。はたから見たら誰だって思うだろう…。ラブラブな感じだって。園子ちゃんもそう思って言ったくらいだし。
「まさか蘭…新一君からこのガキんちょに乗り替えたとか?」
「バカね!何言ってるのよ!!」
園子ちゃんが指さして言うと蘭ちゃんは顔を赤くさせた。
すると話を聞いていた新一が何かに気づいたのか園子ちゃんに声をかけた。
「どーしたの園子ねーちゃん。その手首…」
「あ、これ?劇の練習中に捻挫しちゃって…。おかげで騎士役降板…」
手首に巻かれた包帯を見て溜息をつき残念がる園子ちゃん。やる気満々だったからなー…。
「でもいい人が見つかったじゃない!」
「いい人?」
「居るじゃない!目の前に!」
「へ?…え?」
蘭ちゃん、園子ちゃん、新一の視線が私に向けられた。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月18日 19時