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あれから1週間。
ちゃんと仲直り出来たのかな。
気になりながらも大量の課題に追われ海斗には連絡出来ずにいた。
学校が終わり、みうちゃん、ゆあちゃんと3人で正門を抜けようとした時「A!」って海斗の声。
「海斗。もしかして待っててくれた?」
「うん。今日レッスン休みだから一緒に帰ろうと思って…って友達と一緒なら邪魔しちゃ悪いな。」
みうちゃんとゆあちゃんを交互に見てペコリ。
2人は放心状態気味(笑)
「この前話したみうちゃんとゆあちゃんだよ。」
「あー、Aにジャニヲタ用語を教えてる2人か。」
「どうも。」って海斗がニッコリすると「やばっ。可愛い。」ってみうちゃん。
「あのっ、邪魔じゃないのでAちゃんと一緒に帰ってください。私達後ろから眺めてるんで。」
ってゆあちゃん。
眺めるって(笑)
海斗も笑ってる。
「じゃあ4人で帰ろうよ。ね?海斗。」
「おう!じゃ、行こ。」
そう言いながらサラッと参考書が入ったトートバッグを持ってくれてみうちゃん達がキャッキャ言ってる。
「海斗、自分で持てるって。」
「いいのいいの。こういう事する俺かっこいいっしょ?ファンアピールってやつw」
なんて笑いながら言ってるけど誰も見てなくてもいつも優しいの知ってるよ。
「てかA、荷物多くね?」
「要領悪いから色々持っていかないと落ち着かなくて。」
「あー、なんかわかる。」
後ろを歩いてるみうちゃん達は私達を眺めては「まつく肌綺麗」とか「赤ちゃんみたい」とか2人でゴニョゴニョ言ってる(笑)
「あ、元太と仲直りした。俺ビビりだから結局俺から話しかけられなくてさ、でも元太が泣きそうな顔でごめんって。可愛いよな。」
「え?げんげんと喧嘩してたんですか?」
ってゆあちゃん。
「あ、ごめんなさい。この子元太担なんで。どうぞ続けて下さい。」
ってみうちゃん。
「ゆあちゃん、元太の事応援してくれてるんだ。ありがとね。あいつ本当いい奴だよ。みうちゃんは誰が好きなの?」
「私は海くん…。まつくじゃなくてごめんなさいっ。」
「いや、逆に謝られると辛いから(笑)元太と海人に言っとくね。」
2人共顔真っ赤。
女の子をこんな顔にできるんだ。
凄いな海斗。
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作者名:あや | 作成日時:2021年4月6日 22時