君と巡る季節 (ページ25)

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次の日教室に入るといきなり2人組の女の子達に声をかけられた。

「ね、昨日ジュニアの子達と一緒に帰ってたよね？友達？」

ジュニアってなんだ？

「ジュニアって芸能コースのこと？」

「違うよ(笑)ジャニーズジュニア。まさか知らないの？」

「あー、ジャニーズ。そこら辺良くわかんなくて…。皆知ってるの？」

「当たり前じゃん！あの子達、ファンも多いよ。」

へー、そうなんだ。

デビューしてなくてもファンっているんだね。

「玉田さん、誰と仲良しなの？」

「海斗。中学校が一緒なの。」

「ねぇ…昨日の３人全員かいとだよ(笑)」

皆、爆笑してる。

「あ、そうか(笑)松倉海斗。わかるかな？」

「松松の！」

また新しい単語。

「まつまつ？」

「松倉海斗、松田元太。2人で松松。シンメなの。」

松松って…ネーミングセンスどうなの？

てかしんめとは？？

しんめ…しんめ…

「あ！新芽！新しい芽って事か！海斗、赤ちゃんみたいだもんね。」

「ん？」

「ん？」

「ん？」

皆キョトンとした後また爆笑。

また変な事言ったかな？

「玉田さんって面白い。ねぇ、お友達になろ？」

「え、でも私、海斗達の事紹介とかできないよ？」

「違う違う！あ、最初はそんな気持ちも少しはあったけど単に玉田さんと仲良くなりたくなっちゃった。」

「え、いいの？私この高校に友達いなくて…嬉しい！」

「良かったー。じゃあ、下の名前で呼び合おう。私は美羽(みう)。」

「私は柚愛(ゆあ)。」

「私はA。みうちゃん、ゆあちゃん。よろしくね。」

海斗のおかげでまたお友達が出来た。