�� ページ8
宮近side
シャワー後で濡れ髪にちょっと紅くなった頬、血色の良い唇。
見た瞬間吸い込まれる様にキスをしてた。
今までだってそんなAを何度も見てるはずなのに。
自分がしてしまった行為に俺自身もびっくりして放心状態のAから逃げる様に布団に潜ってしまった。
そのあとしばらくして如恵留が帰ってきた。
「ちゃか寝てんの？」て言ってるけど寝れる訳ない。
かと言って「起きてるよー」なんて言えるわけもなく狸寝入りをしていた。
Aが好きでもない人とキスできちゃうタイプか如恵留に聴いてるけど俺の事そんな風に思ってんの？
好きじゃなきゃしないよ！って布団から出て言いたいけどどんな顔してAを見れば良いのかわからない。
勘のいい如恵留だから気づいたかもしれない。
ファーストキス…マジですか…。
どうしよう…。
しばらくすると静かになって如恵留の溜め息が聞こえた。
.......
以下Aside
翌朝目が覚めてスマホを見たら6時前。
まだ2人とも寝ている。
サイドテーブルにはビールの空き缶。
あ…私酔って寝ちゃったんだ。
と昨日の事を思い出してたらちゃかとのキスが蘇ってきた。
ちゃかを見ると掛け布団を抱き枕にして寝ている。
可愛い。
なのにあんな大人な顔するんだ。
ちゃかはキスとか慣れてんのかな。
色々考えてたらモヤモヤしてきた。
よし！顔洗って少し外の空気吸いに行こ！
私達が泊まっているホテルの向かい側の小さな公園のベンチに座って深呼吸をした。
自分の唇を触る。
「キスってあんな感じなんだ…。」
と独り言を呟いてたら背後から「Aーー」と声をかけられた。
「しーくん…」
閑「はい！Aは甘くないと飲めなかったよね？」
とカフェオレをくれた。
閑「早く目が覚めて部屋から外を見たらAが見えたから。朝から難しい顔してどうしたの？」
俯いてたら下から顔を覗かれた。
「しーくんさぁ…キスした事ある？」
聞いた途端しーくんの顔が真っ赤になった。
閑「ははっ(苦笑)朝から何聞いてんだよ。俺ちゃかとしかした事ないよ。」
とまさかのちゃか…？！
「やっぱり誰にでもするんだ…」
その後しーくんは企画やら罰ゲームやらどうのこうの言ってたけど頭がいっぱいいっぱいで聞こえなかった。
閑「おーーい！A？聞いてる？」
「あ、ごめん。そろそろ戻るね。しーくん、これありがと！」
とカフェオレを振った。
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あや(プロフ) - るりかさん» ありがとうございます！コメントとても嬉しいです(^^)頑張ります！！ (2020年10月12日 7時) (
レス) id: eabb993d38 (このIDを非表示/違反報告)
るりか(プロフ) - とても面白いです！続きも楽しみにしています。 (2020年10月11日 23時) (レス) id: cbf889a798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あや | 作成日時：2020年10月6日 23時
