�� ページ5
メンバーにカミングアウトしてからも特に変わったことなく3ヶ月が過ぎた。
そして今日からキスマイ兄さんのツアーが始まる。
私達はツアーのバックにつかせてもらう事になった。
川「いよいよだね。いっぱい勉強させてもらおうね。A、緊張してる？」
「ちょっとヤバいかも…。振り間違えないか不安しかない。」
宮「不安なのは皆一緒だから。始まれば不安よりも楽しい方が勝つから大丈夫だよ。」
そう言ってちゃかが背中をさすってくれた。
大丈夫な気がしてくるから不思議だ。
「ちゃかの手って不思議〜。赤外線出てる？」
と手をにぎにぎ。
宮「赤外線てなんだよ(笑)」
と手を振り解かれた。
元「ちゃか、顔赤いよ？Aに手を握られて赤くなってんの？可愛い！」
元太…ヤンチャな小学生みたいだよ。
そんなやりとりをしていたら控室のドアが開いた。
藤ヶ谷「Aちゃんいるー？あ、いたいた。ちょっといい？」と手招きされた。
藤ヶ谷君は私にとってお兄ちゃんの様な存在。何故か私の事はちゃん付け。
紳士的で優しくて包容力があって。女なら惚れてたな。って女だけど。
「どうしました？」
藤「ん？充電！」
と腕を引かれ胸の中にすっぽりと収まった。
ツアーの時は何故か時々こういう事がある。
こんな事で藤ヶ谷君の疲れがとれるなら…と私もいつも大人しく抱きしめられてる。
でもここ廊下だしちょっと恥ずい。
「藤ヶ谷くん疲れてます？大丈夫ですか？」
抱きしめられたまま見上げるとすぐ側に藤ヶ谷君の顔が。唇が近づいてきたけど動けない。
藤「A、ちょっとは警戒心もたないと。男は皆トラジャのメンバーみたいに優しいヤツばかりじゃないからな。」
どう言う意味だろう。男同士だよ？
ポカンとしていたら「ふふっ」と笑って頭をポンポンされた。
藤「充電完了！ありがとA！あそこで不安そうにソワソワしてるヤツがいるからもう行きな？今日はよろしくな！」
と指さす方を見るとまつくがこっちを見ていた。
私は藤ヶ谷君に会釈をしてまつくの方に向かった。
まつく「お前さー、誰にでも抱きつくの？」
ちょっと怒ってる？
「何で怒ってんの？」
意味わかんない。
まつく「お前があんな顔で藤ヶ谷君の事見つめてるから！てか気づけよ！藤ヶ谷君はお前が女だってわかってんだよ！わかった上でキスしようとしてたの！ったく鈍いにも程がある…」
藤ヶ谷君が紳士でよかったよ…なんてぶつぶつ言いながら控室に戻って行った。
そうなんだ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 258人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あや(プロフ) - るりかさん» ありがとうございます！コメントとても嬉しいです(^^)頑張ります！！ (2020年10月12日 7時) (
レス) id: eabb993d38 (このIDを非表示/違反報告)
るりか(プロフ) - とても面白いです！続きも楽しみにしています。 (2020年10月11日 23時) (レス) id: cbf889a798 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あや | 作成日時：2020年10月6日 23時
