氷見は宮城が狙われるのを阻止したい ページ35
・
・
・
氷見は京セラドームの廊下でふと立ち止まった
#13「って事なんすよ」
#19「大して進展してなくてウケる」
#13「ちょっと笑いすぎっすよ！
なんかアドバイス無いんすか？」
#19「えー、ムズいわ」
#13「俺は本当に好きなんです
なのに次から次へとライバルばっか出でくるのしんどい」
『(大弥の声がしてついつい聞き耳を立ててしまった
何か困っていることがあるのだろうか？？)』
と氷見は考えていると
その顔を覗き込む男が1人
#11「……迷子？」
『あ、お久しぶりです
やま………福也さん』
#11「おぉ、俺の名前は覚えているんだ！
大丈夫？
場所わかる？
京セラ来るの久しぶりだから？」
『あの、迷子ではないです』
#11「お腹痛い？
トレーナーさんのところ行く？」
『(この人、苦手だ)』
出会いは氷見が颯一郎のことを苗字で呼んでしまい
2人が同時に振り返った
以来、名前呼びしないと嫌だと言って取り合ってくれない
2人とも自分の世界観を持っているためか
全く噛み合わない
そのために氷見は積極的に関わり合わないのだ
#11「あ、わかった！
もしかして泣いてる？」
『嫌、泣いていないです
最近、大弥が悩んでいるみたいで、』
#11「氷見は心当たり無いの？」
『正直よくわかりません
(友達が生まれて初めて出来たから心当たりなんて言えない)』
#11「(氷見に自覚させたら良いんだな)
ぼやぼやしてると、俺が宮城狙っちゃうよ」
『狙う……！？』
【氷見の脳内】
実況「おおっと、山崎福也デットボールを与えてしまったー！」
解説「宮城に対して2打席連続のデッドボールですか」
実況「これは穏やかでは無いですね」
氷見は福也に向き直り
『それはいけません』
#11「おっ？
(俺のアドバイス効いたんじゃない？)」
『福也さん
ずっとパリーグにいてください』
#11「は？」
『早まらないでください
狙うのなら宮城より自分の方が背が高いので向いています』
#11「うん？(背が高い？)」
『福也さん
俺じゃ駄目ですか？』
「あ、うん、良いというか何というか……
(悪い子では無いんだけど、話噛み合わないんだよなぁ)」
『怪我に負けない身体づくりしてきますので
狙うのはその後でお願いします
覚悟してください
後、移籍するのでしたら、ダルビッシュさんもつけていた背番号11番をください』
#11「(全く意味がわからん)」
ーー
今までありがとう福也さん
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1335人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星月 - 初めまして。とても面白くてニヤニヤしながら読んでます📖続き楽しみに待ってますが、体調などにはお気を付けてお過ごしください！ (1月27日 17時) (
レス) id: 7bee1c7a41 (このIDを非表示/違反報告)
夜霧春 - めっちゃ、面白くて大好きです！！続きを楽しみに待ってます！体調に気をつけて下さい。 (1月20日 20時) (レス) id: 5f74082b1c (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - ああああああああああああああああああああさん» ありがとぉぉぉございまぁぁす！大好きだなんて言ってくださりありがとうございます！これからもがんばります！ (11月25日 8時) (レス) id: 2bd18e33c3 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - ちりめんじゃこ🐟さん» コメントありがとうございます！これから先BL要素が少しづつ強くなる予定です！これからも頑張ります！ (11月25日 8時) (レス) id: 2bd18e33c3 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - かんころさん» コメントありがとうございます！比嘉さんはいつも遠くから見守ってるイメージです！他にもイベントを書いていく予定なので見てくださると嬉しいです！！ (11月25日 8時) (レス) id: 2bd18e33c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛 | 作成日時：2023年8月22日 18時
