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幹部 ページ34

「と、言ったものの……」

あれから一週間経った

が、前にように休む暇がない

「幹部を舐めていた……太宰様はあんなにのんびりしていたのに」

矢張り何か秘訣があるのか?

と、一瞬思ったが

「太宰様は他人に仕事を押し付けるタイプでした」

参考にならない

於菟は少しずつ此処にも慣れた

が、問題はまだ山積みだ

「森幹部、黒い影の一件で話が______」

「森幹部、於菟さんの事ですが」

「森幹部」

「森幹部」

「森幹部!」

正直言って疲れた

前回までは全員遠回りに私を見ていたのに

急に話さなくちゃいけない雰囲気になって構成員も緊張しているのが目に物見える

と言うよりも多くは

「こんな奴に任せて良いのか」

ばかり

そりゃ太宰様と同じ十八歳で始めていますが……

そこそこ組織の役に立っているつもり

だったのに良く分かりません

「正解は何なのでしょうね」

「それはAが決めるんでしょ?」

「於菟……居たのね」

「独り言を呟きながらAが困ってた」

「困っているように見えましたか」

そう聞くと於菟は頷く

「於菟は私よりも……いえ、なにも」

「Aよりは人間らしいと思うよ」

言おうとしたことを先に言われた

「……そうね、所で、あの人に動きは?」

「無さげだよね実験に夢中だからね」

そう言って於菟は書類を渡す

「前で構成員の人が困ってたよ。入り辛いってね」

「……そう」

入り辛い、か

親しみがないと言うことか

「……対人関係は難しいですね」

「そう?」

於菟は私と性格が逆なようだ

「まあ、明日は行動の日だ」

「ああ、判ってる」

そう言って於菟は窓から何処か遠くを見ていた









「計画通りだ」

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ミレー - リュカさん» ありがとうございます(*^□^*) お返事楽しみに待ってます(。-∀-) (2019年12月9日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - ミレーさん» ありがとうございます!新作が出来次第またお知らせしますね〜 (2019年12月9日 16時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 無事完結おめでとうございます(*^□^*) 物凄く悲しいですが最後まで読めて良かったですv(・∀・*) 新作楽しみに待ってます(。-∀-) (2019年12月9日 16時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - ミレーさん» そうですね。続きお楽しみに〜 (2019年12月8日 22時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 良かった夢主ちゃん無事でした(´;ω;`) どうなるかと思いましたが、安心しました(。-∀-) (2019年12月8日 18時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュカ | 作成日時:2019年11月8日 19時

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