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慈愛 ページ31

だが、銃弾は男性に当たらなかった

「え……」

「……これでも私は人間です。情はあります」

そう言って近づきフードを脱がせる

「……矢張り、貴方か」

「は……はあ?お前はオレを知ってるのか?」

そう言われて頷く

「貴方も私と一緒だよ」

「いっ……しょ?」

「私はあの人の娘の代わり、貴方は……彼の代わり」

その容姿は、あの私を作った男の幼少期にそっくりだった

いつかは忘れたが見せてもらったことがある

「オレ……は自分の姿、見た事ない」

「私の容姿が男っぽくなった。それだけだ。ほぼ一緒だ」

そう言ってから私は彼の手を握る

驚いた様に逃げようとするが逃がさない

「手を組もう」

「はあ?正気かよ……それにオレの体内には爆弾が」

「爆弾の機能を切った」

「はあ!?」

「異能で切った。貴方は私と同じ。誰かが救ってくれるのを待っている」

そう言えば彼は首を振る

だがそれは否定してない

「ちが……う」

拒絶してる

あと少し

「私はある人達に救われた」

今度は、私の番

「貴方を救う」

そう言えば彼は目を潤ませて私を見る

「本当……に?オレを、オレを助けてくれる?」

彼はそう言って純粋な眼差しで私を見る

「ああ」

「……ありがとう……A」

「君には名前は無いのか……」

「なんでも良いよ」

そう言って彼は私の手を握り返した

「よろしく、A」

そう言った

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ミレー - リュカさん» ありがとうございます(*^□^*) お返事楽しみに待ってます(。-∀-) (2019年12月9日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - ミレーさん» ありがとうございます!新作が出来次第またお知らせしますね〜 (2019年12月9日 16時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 無事完結おめでとうございます(*^□^*) 物凄く悲しいですが最後まで読めて良かったですv(・∀・*) 新作楽しみに待ってます(。-∀-) (2019年12月9日 16時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - ミレーさん» そうですね。続きお楽しみに〜 (2019年12月8日 22時) (レス) id: 38f9297035 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 良かった夢主ちゃん無事でした(´;ω;`) どうなるかと思いましたが、安心しました(。-∀-) (2019年12月8日 18時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュカ | 作成日時:2019年11月8日 19時

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