俺の可愛い妹×好きな人【kazunari】part２ (ページ25)

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６１．普通ページ25

「…っ…」

雅「Aちゃんがニノのこと好きって何となくわかってた」

「それは…」

雅「何で？ニノ、お兄ちゃんでしょ？
　俺、Aちゃんが好き。ダメなの？」

あぁ、わかってたんだ。

私、最低だ。

雅紀くんを苦しめてたんじゃん。

何で気づかなかったの？

バカじゃん私。

そう考えたら涙がポロポロ溢れてきた

止まれって思っても全く止まらなくて、

泣くなよって雅紀くんが涙を拭ってくれる

雅「可愛い顔が台無しだよ？ほらぁ、泣かないの。
　 …ごめんね。俺が変な話したから(笑)」

「っ…ごめ…っ…」

雅紀くん。ごめん。

私がダメだから。

貴方は私が知らないうちに傷ついてた。

胸がきゅぅってキツくなるように苦しい。

雅紀くんもこんな感じだったの？

とっても辛い思いを私はさせていたの…？

・

雅「いいって…」

・

「…バカ。優しすぎるんだよ。」

・

雅「褒めたの？褒めてないの？」

「ふふ、どうだろうね？」

雅「ちょっとー！」

私、笑えた？

きっと大丈夫だよね？

・

雅「…もぉ、無理して笑わないの。泣くときは泣いてね？」

「あ～ぁバレちゃった？」

目が泣きすぎて真っ赤だけど、

なるべく普通に。

できるだけ普通に。

雅紀くんに迷惑をかけないように。

雅「…、バレバレだし(笑)」

雅紀くんも普通に。

大丈夫。

「あ、相葉マナブ録画しないとー…(笑)」

雅「えっ？だから本物がここに居るんだけど？」

「あぁ、忘れてた(笑)」

雅「ちょっとー！」

「ふふ、嘘だよ(笑)メガネ、いいよね。私メガネかけてる雅紀くん好きだなぁー」

・

・

・

雅「もっとカッコいい雅紀くん見せてあげようか？」

「…ふぇ？…ぁ、結構です」

雅「ちょっとー(笑)」

「雅紀くんは、このままで十分ですぅー」

雅「メガネは？」

「んー。櫻井さんの方が萌える(笑)」

雅「翔ちゃんに負けた…」

ずーんって地味に落ち込んでる雅紀くんが超可愛くて

頭をなでなでする

「ふふ、いじめすぎちゃった？」

雅「Aちゃんのバカぁ…」

・

「ごめんごめん…(笑)」