俺の可愛い妹×好きな人【kazunari】part２ (ページ20)

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５６．タイプ　雅紀side ページ20

雅「ねぇ？Aちゃん」

「んー？」

なぁに？ってキッチンから顔をだしてくれるAちゃん

俺の食べた皿を洗ってくれてるだけで

同棲っていうのかな、新婚さんみたいで、

楽しい

だから、このまま帰りたくないな．．．

だからちょっとワガママ。

・

雅「Aちゃんの家泊まっていい？」

え?って顔をしてるAちゃん

「…雅紀くん、明日お仕事あるでしょ？
　私は仕事ないけどさ、だいいち家に泊まって何するの？」

あぁ…それね、

雅「俺、明日仕事休みなんだ。それに、Aちゃんともっと一緒に居たいの」

本当だよ？

「私となんかいて面白くもなんともないよ?」

雅「そんなわけないじゃん(笑)」

面白いよ?

Aちゃんといられるだけで幸せだよ?

この時間がずっとだったらな…

なんて考えるくらい

大事なんだよ?

「でも…、」

少し戸惑ってるAちゃん。

俺、泊まっちゃだめなの？

男だから？

アイドルだから？

雅「俺のこと…嫌い…？」

これで、うんって言われたら俺、立ち直れねぇよ…

好きって言ってよ

俺、好きだよ?Aちゃん

「嫌いなワケないじゃん…
　

　でもね私、雅紀くんを泊めていいのかな？って思っちゃってね
　
　週刊誌とかにバレたら…って…ごめん」

雅「Aちゃん…」

俺、嫌われてないじゃん。

むしろ、心配されてるじゃん

「雅紀くんこそ、私のこと嫌いじゃない…?」

そんなウルウルの上目遣いでさ、

襲われたいの?

でも、俺そんな意地悪じゃないから

雅「嫌いなわけないじゃん。大好きだよ？
　
　ありがと、心配してくれて」

「ふぇ///」

ポンポンってAちゃんの頭を撫でる

かぁーって顔が赤くなるのが可愛いなぁ…

…つか、俺さ軽く告白しちゃったよね？

あぁ、やべぇ…

雅「で、俺泊まっていいの？」

なるべく普通に確認ね(笑)

「う…ん///……ぁ、私も…雅紀くん好きだよ」

雅「は？」

好き？

え？ちょ、待て

・

「あ…友達としてね。
　

　まぁ、私みたいなブスなんかタイプじゃないか(笑)」

可愛いよ

俺のほうこそ

俺みたいなのタイプじゃない

普通の人のほうがいいよね?

なんて言ってやりたいけど、

聞いてくんないかな(笑)