俺の可愛い妹×好きな人【kazunari】part２ (ページ2)

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３８．焦り　和side ページ2

和「じゃあ、また電話するね」

『りょうかーい』

電話を切ると

相葉さんがニヤニヤしながらこっちを向いてるのに気がつく

和「…何ですか？」

・

雅「ニノ、最近ご飯に結構連れてってるよね！
　ね、誰々？ニノもしかして、彼女できたの？」

・

ニヤけてねぇよ

和「違います。ていうか、そうゆう相葉さんも、
　メールが来るたびニヤニヤしてて、気持ちわりぃですよ？」

雅「えっ俺、顔に出てた？」

焦ってる…

何か言うと表情が変わって、

面白いから、ちょっといじってみようかな。なんて俺の意地悪

和「ええ、この間なんてトイレでガッツポーズしてましたよね」

雅「あっあれは…」

すっげぇ焦ってんな(笑)

・

和「彼女でも出来たんすか？」

聞いたら、ボッって顔が赤くなって

それが面白くて
心の中で爆笑する

雅「ニノには言わないもんっ。まだ付き合ってないし、

　 Aちゃんは、渡さないもんね」

言ってんじゃねぇかよ(笑)

Aちゃん…？

…いや、そんな名前いくらでもいるか

多分人違い

絶対そう

和「…で？その、Aちゃんとはいつから？」

・

・

雅「え…って俺が聞きたいのはニノの方！」

和「そうでしたっけ…？」

とぼけてみる。

まぁ、分かってるけどね(笑)

雅「彼女？」

和「そんなんじゃないすよ」

雅「じゃあ、会ってもいいでしょ？」

和「は…？」

急に何を言い出すかと思ったら会う？

だめだめ！

Aちゃんは俺のものにするんだから！

雅「ね？見たい！俺、メシ奢るからさ？」

和「無理です」

雅「Aちゃんにも会わせてあげるから！」

へぇ…

面白そうですね…

相葉さんは考えもナシで言ったみたいで

やっべぇって呟いてる

和「今日だけですよ？」

雅「ん～…でもいっかニノの好きな人？に会えるし！」

随分なプラス思考だな…

和「じゃ、行きますかぁ…」

雅「ありがと～！」

ん。ってテキトーに返事をしといて

Aちゃんに

“バカがふえたから”

ってメールを送る