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lk「これ何の本？」
「ミステリーです」
lk「一体何の片付けしてるんだか」
「お話ししましょうか？」
lk「今日はいいよ」
「残念」
Aが読む本は日本語だけじゃなくて
韓国語、フランス語や英語の時もある
本人曰く英語はあまり得意ではないそうだけど、
神はこの子に二物以上をしっかり与えている
「...ああ」
lk「ん？」
「もしかして何か教えてもらったんですか？」
lk「何かって？」
「ずっと抱きついてるから」
lk「まるで嫌みたいな言い方」
「はは」
lk「嫌じゃないでしょ？」
「嫌ではないですけど気にはなります」
lk「じゃあいいじゃん」
「コアラみたいなことするの大体ヒョンジニなので」
lk「コアラ...」
「前も長谷川先生の授業の後変でした」
lk「変って、エギに赤ちゃんって言って何が悪いの？」
「もうすぐ20歳です」
lk「今日はハグの日らしいよ」
「......なるほど」
そうつい昨日、
日本語授業の先生をしてくれている
はせがわせんせいに日本だと8月9日はハグの日なんだよ〜と良いことを聞いた。
いつも面白いことを教えてくれるいい先生だ
「野球の日でもありますよ」
lk「何で野球？」
「8はやっつ、9はきゅうとも呼びますから」
lk「難しいな」
「ですよね」
lk「Aはオッパのこと本当に好きだね？」
「また突然ですね」
lk「でも俺が抱き締めてるのは何でかなって思ったんでしょ」
「普段と違うことしてたら何かあったのかと思いますよ」
lk「いい子だね」
ただ、ハグの日だと託けて
いつも弟たちに譲ってあげている分を巻き上げてやろうと思っただけなんだ
lk「Aや、キスの日は知ってる？」
「知らないです」
lk「ふふふ」
「怖いです」
lk「楽しみに待ってて」
「震えて待つことになります」
日本語の授業は好きだ。
Aのことをもっと知れる気がして、
いつも俺たちの前を行く君に
一歩近付ける気がして、
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作者名：ヨルム | 作成日時：2024年1月25日 13時
