透きギベオン (ページ14)

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そしてもう1つ見慣れたことは、

hj「今日は3つ編みにしよ〜」

今まで染めたことのない真っ黒とは言い難いどこか透明感のある腰まで伸びた黒髪をヒョンジニヒョンが結わうこと

おだんごや2つ結びやら、
ヌナは特に何も言わずいつもされるがままだ

遊ばれてるんだよ？何か言ったらいいのに。

ヌナの髪は細くふわふわと軽くウェーブがかったいわゆる猫毛で、

少し、

hj「あ、やばい」

絡まりやすいのだ

そして冒頭に戻るという訳で

bc「やー！ヒョンジナだからやめろって！」

チャニヒョンが一生懸命解いてあげているが毛先の方で絡まったそうで難航している

ヌナは遊び飽きた子どもみたいにもういいのになという目をしてる

「ここだけ切りましょうか？」

bc「やー！そんなのオッパが許さない！」

ヌナは自分のことに関して驚くほどに無頓着で
いつもヒョンたちが甲斐甲斐しくお世話している

ため息を吐いてからぱちりと宝石のような瞳がこちらを捉えた

「イエナ」

in「嫌な予感がする」

少し離れて床に座っていた僕をちょっと、と手招きする

「ヌナを助けて」

in「えっ僕は無理だよ........」

「お願い、」

うう...

ヌナはもうこのヒョンたちに任せても埒があかないと踏んだのか

イトアなんて言葉が出来るくらい
僕の不器用さを知ってるはずなのに

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