. ページ38
.
SCside
「どうしたんですか？」
jh「クプスが元気ないの、元気付けてあげて」
sc「は、ちょっ」
「体調悪いんですか？しんどくないですか？」
小さな手がそっと額にあてられる
sc「.......うん、」
「オッパご飯ちゃんと食べてますか？睡眠も....」
いつも俺が言ってるようなことを言って
形の綺麗な眉毛が下がっている
jh「オッパは行くから、クプスについててあげて」
「分かりました」
ひらひらと手を振るジョンハニを見送ると
綺麗な顔が真っ正面に
「顔色が悪いような.....お薬買って来ましょうか...」
sc「いやいいから！大丈夫だから本当に！」
「そうですか.....？」
そう言ってまた眉毛が下がってしまう
「無理しないでくださいね...辛いことは、はんぶんこですよ？」
sc「Aはどうしてそんなにいい子なんだ？」
「え？ふふっ私はいい子じゃないですよ....」
Aがいい子じゃないなら俺は何なんだ
sc「Aは........セブンティーンになったこと後悔したことない？」
俺たちと出会ったこと後悔してない？
「ふふ、言葉にしなくても分かってるでしょう？」
sc「言葉にしてくれないと分からない」
「オッパ.....」
小さな両手が俺の手と重なる
「ただの1度も後悔なんてしたことないですよ、」
sc「A」
「オッパ....私実はデビュー直前に社長から言われたことがあるんです」
sc「え？」
「本当にこのグループでデビューするのか、ってふふっ」
変な社長ですよねってくすくす笑ってる
「1分1秒時間が過ぎるだけ好きになるオッパたちと一緒にいたいに決まってるのに」
sc「......A」
「私が、自分で決めたんです、誰かに言われて決めたんじゃないです........私がセブンティーンになるって言ったんです.....」
sc「A、Aごめん......」
ぐらぐらと瞳が悲しげに揺れている
「スンチョルオッパ、」
ぎゅっと両手に力が込められる
「元気出してください.....オッパが悲しいと私も悲しい」
ごめんな、情けないオッパで
いつも自信がなかったんだ。
控えめで自分のことよりも他人のことばかり考えるAを縛り付けてしまってるんじゃないかって
そんなこと考えるだけ無駄だったな
sc「.......ありがとうA、元気出た」
ぎゅうっと冷たい手を握り返した
間違ってない
俺を、俺たちを選んでくれた
この子の存在が答えだ
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1282人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヨルム(プロフ) - まるさん» こんばんは。コメントありがとうございます。楽しみだと言っていただけてお話作りも頑張れます(^^)！ (2022年4月29日 21時) (
レス) id: 4e74d3939e (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいています！今後も楽しみにしています。応援しています。 (2022年4月29日 20時) (レス) @page44 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルム(プロフ) - 雪音さん» こんばんは。私の方こそ嬉しいコメントありがとうございます！これからも主様の楽しみになれるように精進していきます（ ; ; ）！ (2022年4月29日 18時) (レス) id: 4e74d3939e (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 一番更新を楽しみにしております！言葉の選び方が素敵で、一ページ読むごとに心が満たされる気持ちになります＾＾いつも楽しませていただきありがとうございます。これからも楽しみにしています。 (2022年4月29日 16時) (レス) @page44 id: 56947806e7 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ヨルムさん» いえ、お役に立てたのなら何よりです！ (2022年1月27日 0時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヨルム | 作成日時：2022年1月23日 1時
