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JNside



jn「別に........大したことじゃないから話さないんだよ」

mh「ヒョンにとっては大したことだからそんな顔してるんでしょ?」


どこまでも優しい弟


jn「ミョンホは優しいね」

mh「いきなり何?」

jn「あははっ」

mh「話したいことは言葉にすればいいんだよ」

jn「........相手が傷付いたらどうするの?」

mh「謝ればいいじゃん」

jn「え」

mh「ヒョンの気持ちはヒョンだけのものなんだから」


どこまでも真っ直ぐな弟


jn「うん......ありがとう、」

ミョンホもだよ、と言いたかったけどその言葉は一旦お腹の底へ飲み込んだ







「ジュニオッパ.........!」

jn「え、A?」

ついさっき走って離れて行ったのにまた走って戻って来た

mh「........僕は行くね」

jn「あ、うん」

ミョンホの後ろ姿を見送り振り返るとすぐそばにAがいた

jn「Aどうしたの?ヌナに呼ばれてたのに」

「急ぎじゃなかったようで戻って来ました」


一瞬息切れしてたのが嘘のようにもうふわふわと微笑んでいつものAだ

jn「髪はねてるよ」

「あ、急いで来たから......」

顔まわりの髪がくるんとはねてるのを指で梳かすとすぐに元通りになった

jn「何で急いでたの?他のメンバーに呼ばれてたの?」

「ジュニオッパに決まってるじゃないですか」

jn「え?」

「さっき後で話しましょうって言ったからですよ」





Aはどんなに小さな約束も破ったことはない
分かってるよ、

2人で映画に行けなくてもこの間もちゃんと覚えててくれて隣に座って映画を見た
海へ行こうと言ったらいいですね行きましょうと言ってくれて
本当に釜山まで行ったことだってあった



そういう子なんだ





jn「A」

「はい?」


jn「好きだよ」


一瞬気まずく感じて意味もなく地面を見下ろして
でも気になってそっと顔を上げた



「ふふっ嬉しいです」


口角は緩やかな弧を描いて白いほっぺたも上がって光を集めてツヤツヤしてる



「私もジュニオッパが好きです」









もちろん知ってるよ、そんなこと


堪らなくなってぎゅっと胸の中に閉じ込めると簡単に細い腕がまわされとん、とん、と一定のリズムを与えてくれる


jn「.....それが言いたかったんだ、」

「ふふ、走って戻って来てよかったです」



Aの声は本当に嬉しそうだった

すぐに触れられる距離で
好きだと言葉にすれば笑ってくれる











それでいいや、


今は







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ヨルム(プロフ) - まるさん» こんばんは。コメントありがとうございます。楽しみだと言っていただけてお話作りも頑張れます(^^)! (2022年4月29日 21時) (レス) id: 4e74d3939e (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいています!今後も楽しみにしています。応援しています。 (2022年4月29日 20時) (レス) @page44 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルム(プロフ) - 雪音さん» こんばんは。私の方こそ嬉しいコメントありがとうございます!これからも主様の楽しみになれるように精進していきます( ; ; )! (2022年4月29日 18時) (レス) id: 4e74d3939e (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 一番更新を楽しみにしております!言葉の選び方が素敵で、一ページ読むごとに心が満たされる気持ちになります^^いつも楽しませていただきありがとうございます。これからも楽しみにしています。 (2022年4月29日 16時) (レス) @page44 id: 56947806e7 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ヨルムさん» いえ、お役に立てたのなら何よりです! (2022年1月27日 0時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヨルム | 作成日時:2022年1月23日 1時

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