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SCside
今日はAの誕生日
練習終わりの22時過ぎ、ケーキを食べるには向かない時間帯だけど
Aの誕生日を祝う温もりにあふれた空間が心地良かった
「話したいことが、あるんです」
sc「へ？、うん、どうした？」
少し騒がしい練習室のはずが急に2人きりになったようだった
「えっと、宿舎に帰ってから......あと出来れば....
ハニオッパも一緒に」
sc「ジョンハニも.....？俺は...構わないけど」
「じゃあ....宿舎に帰ってから、3人で」
そうして俺と話した後に
ジョンハニともこっそり何か話していた
sc「ジョンハナ、俺今めっちゃ心臓バクバクいってる」
jh「俺もだよ」
帰宅後、俺たちの宿舎のリビングでAを待っていた
「すみません...！お待たせしました」
最後にシャワーを浴びていたAが戻って来て
俺たち2人を見て少し困ったように眉を下げて微笑んだ
「.....行きましょうか」
sc「あー...じゃあ俺の部屋にしようか？」
「せっかくなので、よければ私の部屋に」
sc「え」
jh「ん、行こう」
俺たちの約束、"Aの部屋に入らないこと"
それを破る時が今日なんだ
「どうぞ」
Aの部屋に入るのは初めてで物はほとんど置かれてなかった
sc「Aの部屋綺麗だな」
「ふふ、話って言うのが...」
jh「え待っていきなり？」
「はい、そんなに緊張しないでください.....嫌な話じゃないですから」
そう言うと長いまつ毛が小さく揺れる
嫌な話じゃないならどうしてそんな顔をするんだ
「私..........
ㅤ
ㅤ
宿舎を出て行こうと思ってます」
sc「は...？」
jh「何それ.....」
「思ってるっていうより....もう決定事項なんですけど」
jh「決定事項って、」
「会社とはもう話は進めていて新しい部屋は決まってるんです」
sc「何、なんでそんな急に.....」
「急じゃないんです」
sc「え？」
真っ直ぐに俺を見つめるA
「ずっと.....決めてたことなんです。20歳になれば宿舎を出て行くと」
jh「まだ19歳でしょ」
「韓国では20歳ですよ」
jh「反対だよ」
「スンチョルオッパは.....？」
sc「........俺も」
「そう......ですか...」
言葉だけ残すようにぽつりそう呟いていた
今日は1日幸せだった
Aが心から楽しそうで嬉しかったんだ
でも今日さえ来なければ、よかったのか
変わらないはずの日常が簡単に吹き飛ばされるような
風の音がした
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ヨルム(プロフ) - まるさん» こんばんは。コメントありがとうございます。楽しみだと言っていただけてお話作りも頑張れます(^^)！ (2022年4月29日 21時) (
レス) id: 4e74d3939e (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいています！今後も楽しみにしています。応援しています。 (2022年4月29日 20時) (レス) @page44 id: 2a0a7c4887 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルム(プロフ) - 雪音さん» こんばんは。私の方こそ嬉しいコメントありがとうございます！これからも主様の楽しみになれるように精進していきます（ ; ; ）！ (2022年4月29日 18時) (レス) id: 4e74d3939e (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 一番更新を楽しみにしております！言葉の選び方が素敵で、一ページ読むごとに心が満たされる気持ちになります＾＾いつも楽しませていただきありがとうございます。これからも楽しみにしています。 (2022年4月29日 16時) (レス) @page44 id: 56947806e7 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ヨルムさん» いえ、お役に立てたのなら何よりです！ (2022年1月27日 0時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨルム | 作成日時：2022年1月23日 1時
