SEVENTEENヨジャマンネの秘密２

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HSside



いまだ立ち惚けているハヌルが話し出した


hn「練習生の間.........何度も夢見ましたたくさんの人の希望になる自分を、でもその夢を...叶える事は出来ませんでした」


どんな気持ちで話しているのか
表情からは全く読み取れない


hn「皆さんが...デビューすると決まった時とても世間を騒がせました」





そう、自主制作という点に加えやっぱり紅一点という事もかなり大きかったと思う


hn「話題性のためだけに入れられた、たかだか1年少しの練習生期間しか経験してない人が....」

mh「俺もたかだか1年少ししか練習生やってないよ」

さっきとは打って変わり冷めたトーンで言葉を放つAと同期のミョンホ




sc「俺たちはそんな事を気にした事1度だってない」

wz「夢を捨てたのはお前自身だろう」

wn「何も関係ないAに責任転嫁するな」

hn「はい.........」

hs「ハヌルももう分かってるだろ、Aがただ話題性のために入れられたメンバーじゃない事」




いや、誰もが分かる筈
俺らのたった1つの星は茨の道を裸足で走り、元ある才能だけじゃない血を吐く様な努力をし続けなければ持ち得ない輝きを持っている事



dk「俺たちに...Aが必要だったんだよ」

dn「誰よりも真面目で頑張り屋のAが」

sg「頑張り屋過ぎるけど」

mg「本当、こないだだって...」


そう言って一気に空気が解けて行く
みんなメンバーとなら本音で話し合うが他人に対してここまで怒った事なんてないだろう
強張っていた表情がいつもの顔に戻っていく





jn「あっA！」

Aとシュアヒョンが戻って来てそれに気付いたジュニが走って勢いよく抱き締めた


「ふふ、オッパ苦しいです」

jn「手....大丈夫？」

「はい、全然大丈夫ですよ〜」

そう言って笑うが右手の甲が少し赤くなっている




hn「あのAさん」

「ハヌルさん、すみませんでした.....勝手に触ろうとしてしまって」

hn「いや、」

「急でしたから驚きますよね......ごめんなさい、」

俺たちのAは一体どこまで優しいんだろう




hn「.....本当に、申し訳ありませんでした」

「気にしないで.....いつもありがとうございます、私たちの事を考えて行動してくださって」



空気を撫でる様に柔らかく微笑むA




傷付いただろうに、
どうしてそんなに優しいんだ





どうしてAが傷付けられるんだ









守りたい

この笑顔を







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