SEVENTEENヨジャマンネの秘密

CLAP ページ21

.




こっちにおいで




僕達だけで楽しもう






.

HSside




「スニョンオッパ、遠くから見てもすぐに分かりますよ」


そう言ってくすくす可愛らしく笑うA

「髪傷まないですか？」

hs「結構傷んでる」

デビューしてから色んな髪色にしてきて今回は原色に近い赤
鮮やかに染まった髪を触りながらそう言うと
視界の端に細い腕が伸びて来たとそう分かった時にはAが優しく、赤い髪を撫でていた

「あれ、思っていたより大丈夫そうですよ〜柔らかいです」

笑いながらずっとふわふわと撫でるから
俺の事は犬とか猫とかそんな風に見えてるような気がするが、昔からAからスキンシップを取るような事はほとんどない


嬉しくて何も言わなかった

hs「Aは染めたいと思ったりしない？」

「赤くしてみましょうか？」

hs「何でも似合うと思うけど真っ赤はメンバーが腰抜かし
　 そうだからやめとこう」

「ふふっ冗談ですよ」


デビューしてから今まで他のメンバーは金シルバーピンク緑と色んな髪色を楽しんでるがAだけは綺麗な黒髪のまま
そのままで良いとも思うけど、

hs「...本当に、染めたいとか思わない？」


「んー.......



はい。オッパ達を見てるだけで充分です」


ジョンハニヒョンが長かった髪をばっさりカットし金髪にしたのを見た時羨ましそうに見てたから



hs「AはAだから、俺らは何処にいても分かるよ」

「え.....？ふふ、嬉しいです」


俺らと同じロイヤルブルーのスーツを綺麗に着こなして長い髪は緩やかに巻かれている



一度95lineのヒョン達が社長にAの衣装について話しに行った事があった
どうしたって俺らに合わせるとカジュアルな服装だったりパンツスーツだったり

やっぱり女の子だから、

カラットもそれは分かってるしわざわざ衣装を俺らに合わせる必要はないんじゃないかとそう言いに行ってくれたんだけど結局衣装についてはAが俺らと一緒がいいと社長に言ってたらしい

「自分だけが目立ちたくない、オッパ達を見て欲しい」と

髪色についても同じようなものだろうなと思う

人前に立つ仕事だから人目を気にするなと言う方がおかしいのかもしれないけど

　




hs「もっと楽しもう」





Aの人生はAだけのものだから
俺らとただ、好きな事をして楽しもう






.

ASK IN A BOX→←.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す