ジャスミンティー ページ4
次の日〜
『黒糖はグルッペン、苺はトントン』
私は味ごとに会える人を日記に記していった
話したこと、感じたこと、不思議に感じたこと
すべてを事細かく
そうすれば忘れないから
『そう言えば…』
私が苺アイスを買った時
黒糖ってあったっけ…
もう合えないとか言ってたし…
もう黒糖はないのかも
そう考えると少しさびしくなってきた
『アイス…買いに行こう』
私はそんな気持ちを紛らわすために
いつも通り300円を持って
従兄弟のお下がりのサンダルを履いて玄関を後にする
ni「いらっしゃい、今日も来てくれたんだね、A」
『今日も来ちゃった、兄さん』
兄さんとは少し打ち解けられた気がする
毎日通っているから、名前も覚えてもらってる
ni「今日は何にする？」
『ねぇ兄さん、黒糖と苺はもうないの？』
疑問だったことを聞く
ni「もうないよ。でもAがうまくやればまた逢えるかもね」
『…そっか』
やっぱり兄さんはグルッペン達のことを知っている
ni「この話は終わりにしよう。さ、今日は何にする？」
『……じゃあジャスミンティーで』
ni「ん。250円だよ」
いつも通り兄さんに300円を手渡す
そしてお釣りをもらう
公園へ移動して
いつものベンチでアイスを開ける
『美味しい…♡』
味は知っているが、前に飲んだやつの何倍も美味しい
os「お気に召したようでよかっためぅ」
『…貴方は？』
os「俺はオスマンやで、A」
こんどはオスマンと言うそうだ
めぅ…？
やはり軍服で、オスマンはなんだかふわっとしている
os「マンちゃんって呼んでや、A」
『マンちゃん、あのさ聞きたいことがあるのあのね…みんなにまた逢える？って聞いたら、みんな私がうまくやればって言うの。私はなにをすればいいの？』
os「…Aは選ばれた子なんよ、Aしか俺らを開放出来ひんねん。だから開放してくれればまた逢える」
『開放……』
os「もう時間がないわ。A幸せ？」
『私は幸せ。欲を言えばまたみんなに逢いたい』
os「そっか…じゃあまた逢おうめぅ！」
マンちゃんと小指を絡める
その小指は冷たかった
『約束ね』
os「約束！」
そう言って冷気と共にマンちゃんはいなくなった
そしてそこには
ペリドットが落ちていた
『ペリドット…「幸福」「勇気」
マンちゃんらしいなぁ
そう思いながら宝石を袋に入れて
ゴミをゴミ箱に入れて家路につく
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かみぶくろ*(プロフ) - Kさん» コメントありがとうございます！枕元に漫画でも置いたら見れますかね…？ (2023年1月30日 23時) (
レス) id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
K - 素敵な作品をありがとうございました！夢からの発想は凄いですね。私は推しが出てくる夢をまだ見たことがないので羨ましいです…。 (2023年1月30日 22時) (レス) @page30 id: c339c494cd (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - けんまおし1016さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて光栄です！ (2022年12月6日 22時) (レス) id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - この作品もめっちゃ好きですぅぅ!!!!!!!!もう最高です!神作者様ですね!!!! (2022年12月6日 20時) (レス) @page30 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - 玲留@爛漫推しさん» 紙ですどうもw1人1話タイプの作品のことですかね？このタイプの話はコスパがいい(( (2022年6月19日 22時) (レス) id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かみぶくろ* | 作者ホームページ：http://kopeeku
作成日時：2021年5月30日 21時
