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あ、また･･･。
わたしは、急いで視線をそらした。
最近、なんだか。
いやに、視線が合う気がする。
あ。
本当に、気がするってだけなんだけどね。
だって、その相手って、あのテヒョンくんだもん。
完全に、わたしの、意識過剰ﾀﾞよね？
うん。
一人で納得してしまう、わたし。
テヒョンくん。
キム･テヒョンくんは。
この学校で彼を知らない人はいない、そういう男の子。
テヒョンくんが、そこにいるっていうだけで、目が勝手に吸いよれられちゃうの。
廊下の壁に寄りかかって、一人でiPodを聴いている、テヒョンくんは。
なんだか、現実の世界からは、遠く離れたところに存在しているような錯覚すら、起こしてしまう。
抜けるような、白い肌に。
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作者名：ゆでる | 作成日時：2019年1月13日 15時
