噂の年下ジョングクくん (ページ48)

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私は少し油断していたのかもしれない。

噂というのは怖い。

日が経つにつれ、人から人への通信スピードが早すぎて不登校モードに入りこんでいる。

もう全生徒が知ってるであろう、だって先生でさえ知ってたんだから

「…はぁ。」

JM「…お疲れ様。」

KN「いろんな意味でね、」

JM「………デジャヴ、」

いや、もうほんとに毎日学校に行くのがつらい。

教室入ってもトイレに行っても休み時間もずーっとジョングクくんについて聞かれるこの地獄。

あんな紙1枚でみんなは信じてしまい嘘の噂が流されてしまうのですね

関わらないと決めたあの日からジョングクくんと会ってないし話してもないのにつきあってると言われるのですね

そろそろ不登校になるけどいいですか。

KN「別につきあってないし嘘ってみんなの前で言えばいいじゃん」

「…そうやって言って信じてくれる人間だったらとっくに言ってる」

JM「……ヒョンも知ってる、よね？」

「…」

やめてジミンちゃんシスコンの話はしないで。

ちょっと今、家でシスコンがシスコンっぷり見せすぎててヤバいから

KN「家でも学校でも大変だね…助けてあげられるならしたいんだけどねぇ」

「…元はと言えばクオズのせい」

JM「それはほんとにごめんってばぁぁ、…」

ジョングクくんは今なにをしてるんだろう。

私と同じ状況に至ってるのだろうか。私と同じく不登校への道に進んでいるのだろうか

戻りたい。切実に。

ジョングクくんと私がまだ出会ってないあの頃に

JM「早くおさまればいいんだけど…」

KN「いや絶対おさまらないでしょ。」

「…はぁ、」

JM「…A…」

今も聞こえてくる

ジョングクくん Aちゃんジョングクくん Aちゃん

JM「…僕、言うよ。つきあってない嘘だって。僕のせいでもあるし、」

ってかだいたいさ私たちから何も告げてないよね。

もともとジョングクくんと私、なんの関係もなかった赤の他人だったし

それが変な噂のせいで知り合っただけだし

ジョングクくんと話してても私に好意があるとは全く思わなかったし

「…いや、」

こんなくだらない噂でハッピーライフ終わらせないよ？

「私が言うから」

そろそろ戻らせますハッピーライフ。

噂はただの噂なんだから