噂の年下ジョングクくん (ページ27)

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あのシスコンはカウンがなんとかしてくれたらしい。

だからといってルンルンで食堂に向かえるわけがない

「…うわ……」

重い足を引きずりながらも食堂へ着いたが、目の前に広がる景色を見てさらに足が重くなった。

「…やっぱ帰ろうかな、」

あきらかに時計台の下周辺が人であふれかえっている。

あの話を聞いてた女どもだよ絶対。

帰りたい

ジミンちゃんとご飯食べたい。

『あ、あれAちゃんじゃない？』

『きたきた、ジョングクくん頑張ってね！』

あ、気づかれた。

そしてなんか道が開いた。

「…」

はぁ…行かなきゃだよね

さっきよりも3倍重くなった足を引きずりながらジョングク氏がいる席へと向かう。

女子にチラチラ見られながらも無事到着した私を褒めて、ほんとに…

ジョングク氏が座ってる、むかいの席に座ると私に気づいたのか目が合った。

JK「…あ…ほんとに、来た…」

「え。来なくてよかった？」

待ってますって言ったの君だよ

JK「いや、…来てくれないかと…思ったから…ですっ、」

「…あー、…遅れてごめんね」

来なくてよかったなら喜んで行かなかったけど

ジミンちゃんが勇気出して誘ってくれたって言ってたし

なんで勇気出すのか…ってかそもそもなんで私を誘うのか全く分からないけど

あんな噂流れてるのに。嘘なのにみんな勘違いしちゃうよ？

JK「あのもう食券買ってきちゃったんですけど…これ食べれますか？」

「え買ってきてくれたの？」

なんか申し訳ない。

ジョングクくんが食券買ってたとき、私はジミンちゃんを無理やり連れてこうとしてたなんて。

少し反省しながら、差し出された食券をみる。

「えこれ…中華料理」

JK「…あはい。期間限定で、Aさん好きそうだなって…」

「え、ほんとに好き。」

JK「…えっ…あ、喜んでもらえてよかったですっ…」

まってこれ食べたかったやつ！！

いつも売り切れで食べれないのに、それを買ってきてくれたなんてっ

ジョングク氏ぃぃぃぃぃ今なら抱きついてもいいぐらい感謝してる。抱きつかないけど。

まって中華料理…ほんと大好きなの

中華料理中華料理中華料理中華料理中華料理中華料理中華料理中華料理中華料理

「ほんと大好きっ！」

JK「あっ…ちょ、」

このあと女子が騒ぎまくったなんて知るよしもない。