文豪達との青春 【学スト】

お帰りください ページ33

校舎の中を看板を持ちながら歩いてると

「お、Aじゃねェか」

「中也さん、おはようございます」

「ああ、そっちのクラスは…面白い事してんな」

「中也さんのクラスは？」

「スーパーボールすくい。太宰んとこ行ってみようぜ。今なら面白いもんが観れる」

そう言われて中也さんに着いて行くと

「おかえりくださいませ、御主人様？あ、Aちゃんはこっち」

「……太宰先輩は矢張り女装趣味なんですね」

「違うよ！」

「俺は帰れってか？あ？」

太宰先輩がメイド服を着て満面の笑みを浮かべていた

「いやぁクラスの女の子は倒れちゃったみたいで着せられちゃった」

ちゃったって……

「男性としてのプライドはないのですか？」

「あるよ？でもAちゃんならいい」

「……おし、写真撮っといた」

「ちょ、中也！消して、今すぐ」

……学園祭では中也さんの方が何時もより優先順位が上のようだ

「まあ……似合ってます」

「そりゃそうだよ。にしても……女の子が倒れたのは君のせいか」

「え？」

「女の子が”白髪の貴公子が……カッコいい“って言って倒れたからね」

「それ兄さんですよ！」

「いや？まだ君のお兄さんは来てないから君さ。君の兄さんのファンの子達は皆勘違いしていて私としては面白かったよ」

そう言われてそこまで兄さんに似てるのかと思いながら溜息を吐いた

一寸休憩→←学園祭開始！

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