咲葵ちゃん真逆の幼女になる。 その六 ページ48
部長会議が終わった後、Aの現状を知るためにまだAに会っていなかった部長達が周助の方に行った。
仕方なくだったが周助から許可が出たため、手塚、橘、葵、赤澤、南がAに自己紹介をすることとなった。
『わ〜ホントに小さくなってる…でも可愛い…』
『剣太郎、Aを怖がらせるんじゃ無いよ?』
『サエさんいつもより怖いんだけど…』
『星月の小さい頃ってこんな感じだったんだな。』
『…部長なら大丈夫だと思うけどA姉を怖がらせないで下さいね?』
『裕太…お前なんか過保護じゃ無いか?』
『Aは人を見た目で判断しないけど…手塚、分かってるよね?』
『…ああ。』
過保護軍団は自分の学校の部長でさえも何かあったら敵と認識するぐらいの心構えなのだ。
いきなり沢山の人に囲まれたAは少し怖がっていたがすぐに慣れたようだ。
各校の部長達が挨拶していく中でAが一番反応したのは手塚だった。
『手塚国光だ。よろしく頼む。』
「…手塚さん?」
『国光の方が呼びやすければそれでも構わない。』
「く、国光さん!」
『ああ、如何した?』
「国光さん、とてもかっこいいです!」
『え?A、如何したの?手塚の何がかっこいいの?』
Aの発言により、周助は珍しく動揺し、佐伯や裕太も此方を驚いた顔で見ている。
更に手塚まで驚いているようだ。
(あまり変化は無いが。)
「国光さんの見た目も、お名前も、雰囲気もかっこいいと思います!」
『…そうか。有難う。』
かろうじて手塚は感謝の言葉を述べたが、過保護軍団は完全に固まってしまった。
その固まった空気の中でAと手塚はよく分からないが良い雰囲気になっていた。
『(…Aって元の姿でもそう思ってたのかな…)』
『(A姉ってあんなこと言うんだ…)』
『(真逆の手塚…)』
固まった過保護軍団の心の声だった。
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雛鳥 - このお話大好きです！特別編は幼女のお話がいいです！でも、ぶっちゃけどれでもいいです！大好きなので！！楽しみにしてます！ (2021年3月27日 19時) (
レス) id: 4ab8794890 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 白狐さん ありがとうございます!!頑張ります!!コメントの通知がきたとき嬉しくて目が覚めました! (2021年3月15日 17時) (レス) id: 0b49d3422b (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 続き楽しみです！ (2021年3月14日 18時) (レス) id: f345edd9e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零 | 作成日時：2021年3月6日 14時
