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「あの…兄さんと、遊ばないの?」

「えーっとね、ヨナジャは今コンビニ行ってるの。だから暇なんだよー」


「そう、なんだ。ドライヤー、使う…?」




綺麗にセットされてたであろう髪はボサボサだし、ドライヤー使った方がいい。


「ううん、いいよ。さっきお花に水やってたの?」

「あ、そう。
パンジーって言うんだけど、知ってる?」



知らないか、綺麗なのにみんな知らないのは勿体ない

「んー、ばあちゃんが育ててたかも…?」



上を向いてんーと唸ってる。外からの太陽の日差しで髪はきらきらしてて目もビー玉みたいでずっと見ていたくなる


「綺麗だね、女神様みたい」

「え、」


やば、声に出てた。


「えっと、俺のこと?」

「……うん」

「…そっか」


…気まず。

2人で体育座りしてベランダにあるパンジーを眺める。
聞こえるのは時計の針が時間を刻む音と外から来る風の音だけで、静か。


「俺は、その…Aちゃんの方が綺麗だし、
女神様みたいだって思うよ?」


「……そう、なの」


「うん。ヨナジャが会わせたくなかったのも分かる」


「…へえ、」


やっぱりタラシだこの人。


愛嬌のある笑顔とカッコいい顔。
きっと沢山可愛い子と付き合ってみんなの視線を集める人気者。


……私とは合わなそうなタイプの人間だ










「あ、やっほ!Aちゃん」

「…どうも」

「まってまって、行かないで」


お母さんから頼まれた牛乳とごま油を買って家までの帰り道。

テヒョンさんに遭遇した


隣には女の子。気まずくない訳がない
テヒョンさん鬼なのか?


「今日ヨナジャの家行きたいんだけどAちゃんは良い?」

「…お好きにどうぞ」

「そっか、じゃあ一緒に行こ」

「…は」


いやいや、女の子は?ほっとくの?


「ごめんサナちゃん。俺今日こっちだから」

「…わかった。じゃあね!」

「うん、ばいばい」


…はあ?

サナちゃん、は少し寂しそうな顔をして帰っていってしまった。


「あの子、彼女じゃないの」

「ううん、一緒に帰ろうって言われたから
帰ってただけ。」

「…女の子は家まで送らなきゃダメなんだよ」

「今明るいし大丈夫でしょ。袋貸して?」


テヒョンさん、まあまあ最低だ



袋を取られ、並んで歩く

別にこれくらい持てるのに

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設定タグ:bts , 防弾少年団 , テヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:揚げ鶏。 | 作成日時:2021年9月4日 0時

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