http://価値 ページ8
__月光にあてられた金鋼石が七色に輝く時、パンドラが開かれる日は近い
次郎吉おじさんの下へ怪盗キッドからの予告状が届いたとの事でつい最近世間を賑わせた
金鋼石、英読みで「ダイヤモンド」
今回は厳重に警備を張っている4Cのダイヤモンドを狙うとの予告状だったのだが...
「何かおかしいと思ってたんだよね。多分決行日は次の満月。金鋼石はダイヤモンドを和名した呼び名。月明かりにダイヤモンドを照らしたところで七色には光らないのに」
何故面識の無い筈のキッドに招待されたのか。目の前の女性が鍵を握っているかもしれない
「何か持ってこい的な事言われた?」
『ああ...言ってた』
ビンゴ。きっとAさんが所持している物に目をつけたんだろう
何持って来いって言われたのー?と聞く前にAさんが「それ」をテーブルに置いた
『このイヤリング』
「これって、」
赤、緑、その中に金、紫、青、深紅がライトに反射して輝きを増す
「__アンモライト。アンモナイトが長い年月をかけ宝石となり遊色効果を放つ非常に希少価値の高いものですね
時に数千万の価値がついたとも言われています」
『急に現れんなよハイネック』
「私も混ぜて下さい』
コーヒーを両手に登場した沖矢さん
一つは俺の前に置いてもう一つはAさんに差し出す
Aさん一杯目も口つけてねぇっていうのに
だが当の本人は何も言わなかった
『...まじか。そんな価値があるんかこれ』
途端に割れ物を扱う様に恐る恐るイヤリングに手を伸ばすAさん
「大切な物なんだ?」
『当たり前だろ。何かあったら即換金』
「えげつな...」
それ言わなきゃ良かったのに
まぁらしいっちゃらしいけど
「知らないという事は誰かからの送り物ですか?」
『まぁ...そうだな』
何とも歯切れの悪い返答
「ホォー...そんな高価な物を貴女にプレゼントする熱烈な相手とは、一体どんな方なのか気になりますね」
めっちゃかまかけるじゃんか沖矢さん。いや素かもしれないけど
「とにかく、Aさんはそれ持ってマジックショーに来る事!詳しい場所と日時はまた後日連絡するから」
『暇じゃねぇし。それにお前と高頻度で会えるわけ__』
「大丈夫!僕がストーカーするから!!」
『お前子供じゃなかったらテレビ出てたからな』
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紫苑(プロフ) - うぐぅ...こんな子供たちいたら胃に穴が開く...絶対...二次元だから良いけど() (2月13日 5時) (レス) @page14 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
玲生(プロフ) - 号泣して枕びしょびしょなんですど (2月12日 1時) (レス) @page49 id: 7f34fd14ff (このIDを非表示/違反報告)
りと - おっと目頭が熱く…。白の心も黒の心も持ち、どちらの立場にも影響を受け、でも自分を突き通す夢主…カッコよすぎか??コナンとの関わりがめちゃ好き…お互いに隠し事があって、互いにそれを分かってるし何も言わないけど大切な存在となって…最高やな…お疲れ様です。 (2月2日 16時) (レス) @page50 id: 8e83563274 (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - ジンと高田の最後にも納得がいきましたし、わざわざコナンの墓を立てるとかいう神エピソードを書いてくれてありがとうございます…泣きました。とても感動しました。素晴らしい作品を有難うございます!! (8月14日 1時) (レス) @page50 id: 8ce4de47eb (このIDを非表示/違反報告)
月無夜 蓮依乃(プロフ) - めっちゃいい話ですね…作ってくれてありがとうございます…個人的には最後一緒に死んでほしかったな… (2023年1月26日 2時) (レス) @page50 id: 6d50191cd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リンドウ | 作成日時:2019年5月12日 23時