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http://死体のある部屋 ページ27

何処かおかしいとは薄々勘づいていた


女一人を三人がかりで囲んで、予約してあると言うスイートルームに連れてくるのは


そして「美味しい料理があるから」と完全に餌付けされてのこのこ着いていく私、愚か者


怪しい人にはついて行くな?悪いな、そんなの習った覚えがない




パタリと無情に閉められた扉


男×3と私



『......?』



部屋に入った瞬間から感じる違和感


だが疑心から確信へと変わる



__それは、スイートルームに似つかわしくない二つの匂い



一つは中毒性のある匂い。何かの薬だろうか


...そして、もう一つは__




『...、あの。すみません』

「どうしたの?」




私はわざとらしく言いにくそうに睫毛を伏せた



『その...ちょっとお手洗いの方に』

「...ああ!ごめんごめん、えっと部屋出て右の角を曲がったらすぐだから」


おっけークズ男。この部屋のトイレに隠してんのな。だからわざわざ外のトイレに行かせる訳か


というかお手洗いとか初めて言ったわ。いつも便所としか出てこないのに


何処で覚えて来たのAちゃん。(茶番)




**




言われた通りに部屋を出た瞬間、何処でもいいからあの部屋から遠のいた



どうする、あの部屋には戻れない


だってあの部屋には___真新しい死体の匂いがする


誰か助けを...警察か?電話した方が良さげなのか



だがここで壊滅的な事実を知る



『...交番の連絡って、何番?』


0986-の奴か?はたまた080-??


駄目だ、それは企業か一般連絡先。交番への通報番号も知らないとはあまりに無知。聞いて呆れる




...けれど、極悪犯の娘に協力してくれるサツなんているものか




忙しく視線を彷徨かせ、男達が追って来ないのを確認しながら別の手段を考える


うーんうーん唸らせる事約6、7分。そろそろ時間も無くなってきた




壁に預けていた背を離した時、甲高いガキの声が響いた




「こっちの会場にも何かあるみたいだよ」

「早速行ってみましょう!!」

「あっ、おい待てよー!」

「ちょっと貴方達、あまり騒ぎ立てないの!」




何だこの会話のデジャウ感。恐ろしい程に聞き覚えしかない


油の切れたロボットの様にギィギィ首を不自然に横へ向けた時、四人のガキと視線が絡んだ



「...あー!!おねぇさ」



アッカーン!!!!やっぱお前らか!!!!!

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紫苑(プロフ) - うぐぅ...こんな子供たちいたら胃に穴が開く...絶対...二次元だから良いけど() (2月13日 5時) (レス) @page14 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
玲生(プロフ) - 号泣して枕びしょびしょなんですど (2月12日 1時) (レス) @page49 id: 7f34fd14ff (このIDを非表示/違反報告)
りと - おっと目頭が熱く…。白の心も黒の心も持ち、どちらの立場にも影響を受け、でも自分を突き通す夢主…カッコよすぎか??コナンとの関わりがめちゃ好き…お互いに隠し事があって、互いにそれを分かってるし何も言わないけど大切な存在となって…最高やな…お疲れ様です。 (2月2日 16時) (レス) @page50 id: 8e83563274 (このIDを非表示/違反報告)
たうふ(プロフ) - ジンと高田の最後にも納得がいきましたし、わざわざコナンの墓を立てるとかいう神エピソードを書いてくれてありがとうございます…泣きました。とても感動しました。素晴らしい作品を有難うございます!! (8月14日 1時) (レス) @page50 id: 8ce4de47eb (このIDを非表示/違反報告)
月無夜 蓮依乃(プロフ) - めっちゃいい話ですね…作ってくれてありがとうございます…個人的には最後一緒に死んでほしかったな… (2023年1月26日 2時) (レス) @page50 id: 6d50191cd0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リンドウ | 作成日時:2019年5月12日 23時

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