はい、私が死体処理班の者です 2【名探偵コナン】

http://嘘はつけない性分 ページ13

属する会社から清掃の仕事では無く、その報告帰り。珍しく今日は掃除をしなかった




あ"ーー疲れた。お話合い疲れた見積り疲れた



「あー！おねーさぁーん！！」

「偶然ですね！」

「ねーちゃんも今帰りなのかよ」


OMGジーザス。私が一体何をした


「今から歩美達ポアロ行くの！一緒行こ！」

『拒否権を行使』

「ポアロに新商品出たらしいです！安室さんが是非感想聴かせて欲しいと言ってましたよ！」

『お前らガキの味覚で感じた事言ってやれよ』

「うな重！！」

『どうしたお前』




**



「いらっしゃいませ＿＿おや、もう学校帰りかい？...三人がAさんと一緒とは珍しいね」

『察しろよパツキン。ガキに連行されるばばぁだよ』


ガキ三人がわっと勢いよく中へ入る

走るなガキ。周りに迷惑かけんじゃねぇ。怪我するぞ



「ねぇ安室さーん。今度のお休み空いてる？」


カチューシャのロリがパツキンに駆け寄り予定を聞き出している


「んー...ポアロのバイトもあるし、探偵業も突然入る事があるからね。今の所空いては無いかな」

「そっかぁ」


ロリだけで無くそれを近くで聴いていた二人のガキも子犬の様にシュンとした


「何かあったのかい？」

「うん......実はね、博士からトロピカルランドのチケット貰ったんだけど、小学生以下は同伴者がついてないといけなくて」

「でも博士は古い友人と出掛ける用事があるとの事でした」

「沖矢のにーちゃんもその日は行けないって言っててよー」


ランドセルの中からおもむろに取り出したチケットを悲しそうに見つめるガキ三人



「...それなら僕より適役がいるじゃないか」


ほら、と優男スマイルで微笑みかけたパツキンの指先はあろう事か完全にこちらに向いている


そいつの指先を辿ってこちらに振り返る双眼が三つ



『...ふざけんなよ。行くわけねぇだろ』


パツキンを睨みガキ共を見下ろす

キラキラした目向けんなマセガキ。絶対行くものか



「お姉さんお願〜い！！連れてって！！！」

「このチケット、博士のクイズを灰原さんのヒント無しで正解した景品なんです！！」

「期限も今度の休みまででよ！行かねぇと使えなくなっちまうんだ！！」

『だ ま れ。お前らガキに休み潰されてたまるか』

「え〜〜！お姉さんその日休みなの！！？」

『おっふ、やらかし』


とんだ厄日だ。許すまじ

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