はい、私が死体処理班の者です 2【名探偵コナン】

http://誰かの物 ページ2

ジンがお怒りのようなので少し離れた所からその様子を窺う


「でも、組織外の人間を雇うなんてジンは何を考えているんです？情報漏洩に繋がりませんか」


依然としてAさんから目を逸らさない世界的大女優に問い掛ける



「彼女は訳ありでね。...ジンとは古い頃からの仲なの。だから機密情報をリークする事は無いわ」

「では彼女もこちら側の人間...そう捉えてもよろしいですか？」

「それとこれとはまた別物よ」


機密情報を握る一般人


なら何故ジンはそんな彼女を手放しにするのか


二人の間柄が気になる



「あの二人はどういった関係で？」

「それはジンに直接聴いたら？」

「嫌ですよ。ベレッタ向けられるのは目に見えてますからね」


肩を竦めて怖い怖いとおどけてみせれば女は妖美な口を開いた


「ジンは自分の女だと思ってるらしいわ。...彼女の方はどう考えているか知らないけれど。でも特別な間柄である事は間違いないわね」


へぇ、と聞いておきながら然程興味も無い振りして返事を返す



「おいてめぇらいつまで居やがる。早く持ち場につけ」

「少しぐらい良いじゃない。Aの仕事内容も見ておきたいし」

「僕も彼女の意見に一票です」


この際ベルモットの意見に乗っかれば大男から荒んだ視線を向けられた



「お前らに見せるのは勿体ねぇ。



＿＿コイツも、コイツの仕事も全部俺のモンだ」



ジンが煙草を落とし靴で踏みつけると、Aさんがその煙草を拾って既に掃除に没頭していた

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