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AAAが立ち上げた会社。
SMからの子会社のような、分裂のような。
そんな感じの記者会見だった。
公式のサイトにはAAAが携わった、
今までの曲が流れる動画がついている。
有名なアイドルやアーティストばかりだから
ペンじゃなくたって聞いたことある曲ばかりだ。
それぞれの動画の再生数を勢いよく伸ばしてる。
無数に星が散りばめられてる夜空と
先の尖っている三日月がトップにあって。
その三日月がカウントダウンとともに
満月に向かって姿を日に日に変えているらしい。
それが満月になったらなにかあるのか。
そう噂されてる。
JN「また、それ見てるの？」
RM「ヒョン。」
JN「俺は詳しく知らないけどさ、
それがAだって言ってたよね、前に。」
RM「ネ。突発性難聴のときに。
SMから逃げれなくてやってると言ってました。」
JN「それをユラヌナが敵視してたよね。
なんで今になってこんなに大事になってるんだろう。」
RM「これすらもあの事務所の意向なのか、
Aが、、あのコンジュの意向なのか。」
JN「ん〜…。分かんないね。」
ヒョンと一緒になってまた画面を覗く。
AAAがAだって公表されてない。
だからまだ大丈夫だって自分に言い聞かせてる。
けど、これがAが俺たちから離れていく
きっかけになったらどうしよう。
そんな不安がよぎる。
RM「ヒョンはコンサート行ったんですよね。」
JN「うん。サンドゥルが行きたいって騒いでたし、
俺らの誰も行かないのはさ、不仲説とか出ちゃうじゃん？」
RM「1番行きたがってたテヒョンも仕事で
行けなかったですしね。」
JN「違う人には見えなかったよ。
それが、、ちょっと怖かったけど。」
RM「また成長をみせたって話題でしたね。
Aは、、まだ眠ってるんでしょうか。」
JN「そう、本人が言ってるし。
でも、、本当はどうなんだろうね。」
RM「名前すら呼んでもらえないじゃないですか。」
JN「、、うん。」
RM「それが、、すごく辛い。」
そう言うとヒョンは俺の頭を撫でた。
みんな辛いし、寂しい。
テヒョンはなにかを知ってる。
でも誰が聞いても教えてくれない。
自分で聞けって言う。
それが出来たら、どんなに楽だろうか。
あの毎日のように見ていた顔で、声で
知らない人を見る視線をされる、言われる。
それが耐えきれない、、んだ。
自己防衛が働いて近づけない。
弱虫なやつ。
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年5月16日 22時
