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KI「Aは嫌じゃないの？」
撮影の合間に聞くと、
Aはにんまりと笑う。
「嫌じゃないですよ？」
KI「だって嘘じゃん。」
「オッパは私が嫌いですか？」
KI「そんなわけないじゃん。」
「なら嘘じゃないですよ。笑
仲良いのも嘘じゃないですし、このリングが
お揃いなのも嘘じゃないですもん。」
あの熱愛記事を肯定するような
コメントを事務所がしてから。
Aとの仕事が急に増えた。
もともとのブランドのPRだけじゃなくて、
雑誌とかのグラビアも増えたし、
番組に2人で呼ばれることもある。
EXOとしての仕事でもAの話題を毎回されるし、
俺の一方的な片思いなはずなのに、、。
「オッパは嫌でした？」
KI「噓じゃないのがいいんだけど。
俺の気持ち知ってるでしょ？」
「オッパの気持ちはオッパの物ですよ。
誰にも分からないですよ？言わないと。」
KI「今、言うのは卑怯じゃなない？」
「・・・・オッパってサンナムジャだね。」
KI「そんなことないけど・・・。」
あの食事会はじつはSHINeeもいた。
というか後で合流してきたんだけど。
だからデートって訳でもないし。
寒いっていうからコートを貸したし、
段差があったから手を差し出したし。
当たり前のことをしたつもりだったんだけど。
写真で切り取られるとそう見える。
テミナに嘘から始まってるけど本当にしちゃえば？
なんて言われたけど・・・それは卑怯じゃん。
この2人でいられる状況は事務所が、
先生が作ったようなものだし。
それにたぶん、結果は見えてる。
KI「Aが好きだよ。」
「オッパ・・・。」
KI「でも俺、フラれるでしょ？」
「・・・・・。」
KI「だから、もう少しカップルなの楽しんでもいい？」
「それは、もちろん。」
KI「ネッコヤ。」
腕を引いて抱きしめると、
シャッターを切る音が沢山する。
あ、いま撮影中だった。
Aを抱きしめてる写真のデータを貰って、
隠す必要もないかって携帯のホーム画面に設定する。
たぶんビーグルラインはからかってくると思う。
でもそれも今だけだと思うから楽しもう。
ベッキョニヒョンなんてあの記事が出たとき、
俺のせいだって誰よりも心配してくれてた。
ヒョンの意見を参考にしたけど、
ヒョンのせいじゃないのに。
可愛いヒョンでしょ？笑
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V.V
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年5月16日 22時
