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朝からマネヒョンにたたき起こされて。
先生のところに行くぞって言われて。
訳わからないままに車に乗せられて。
そこで初めて記事をみた。
「これ本当なのか？」
KI「熱愛？・・・俺の片思いなのに。」
「それもダメだろう。いやまだマシか？
この記事日本で出てるんだ。だけど時間の問題で
韓国でもすぐに知れ渡るだろうな。怖いが。」
KI「・・・・ごめんなさい。」
「謝るのは後だ。先生に呼ばれてるんだ。
まあ、素直に話せば大丈夫だろ。
仲の良い先輩後輩ですってコメント出すだろうし。」
迷惑をかけてしまったと俯く。
唯一握りしめて来た携帯がうるさく振動してる。
宿舎にいるヒョンたちも知ったのかも。
ベッキョニヒョンの話を参考にして、
約束してたご飯を日本で一緒にいった。
俺の参加しているドラマにゲストで出演。
その撮影終りに一緒に出掛けた。
この指輪のことも書かれてる。
ハイブランドの新しいラインのカップルリング。
コンセプトでアジアでの広告に俺とAが選ばれた。
その撮影で使った指輪をAがくれたんだ。
本来ナムジャがあげるべきなんだけど。
KI「先生、軽率な行動をしてすみませんでした。」
「なにいいんだ。それよりもよくやったよ。」
KI「・・・・え？」
「Aとは仲が良いのか？それとも本当に・・・。」
KI「仲良くしてもらってます。でも友人です。」
「嫌いってわけではないんだろう？
ならこの記事を逆手に取りたいんだ。いいだろう？」
どういうこと？先生は何を言いたいんだ？
怒られと思っていたのに、なぜかニコニコで。
よくやったなんて褒められてて。
意味が・・・わかんない。
「記事は事実であるとコメントを出す。
あの広告のPRにもなるだろうし、意味がある。
それに、Aをこっちに戻らせるためにも
このチャンスをみすみす捨てるわけにいかない。」
俺が口を挟める隙もなく、マネヒョンが先生と言いあってる。
ベッキョンのときの打撃を考えたら否定しなければと
マネヒョンが言ってるのに、先生はそれを突っぱねてる。
そうだあの時ペンたちの反応はすごかった。
ヒョンを応援してくれているはずのペンがヒョンに
いろいろひどい事を言ってた。
恋人じゃないのに、恋人のフリをするの？
Aのことは好きだ。
でもこんな始まりを求めてたわけじゃない。
やっぱ俺たちはAにとって疫病神かな。
ユラヌナに怒られるのも当たり前だ。
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年5月16日 22時
