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TO【隊長!!これ見て!!】



タオが言うと隊長はゆっくりとこっちを振り返った。

ロサンゼルスにあるタオの家でちょっとしたオフを過ごしてた。

たまたま偶然日程があっただけだったんだけど。



KR【・・・イシンとAか?】

TO【そうA!!ずるいよ!!
タオ最近全然会えてないのに。】


イシンから来たセルカにはAがいた。

後ろに怒ってるのか不機嫌なルハンが見切れてる。

思い返せばイシンから予定を聞かれた。

でもアメリカにいるし、こんな時間に連絡するなよって
ちょっと邪険に思ったの、失敗した。



KR【ほれ、この前Aと会ったときのやつ。】

TO【なにこれ。インスタにも上げてないやつじゃん。】

KR【俺と一緒の写真はあんましよくないだろ。
これは俺にとっての記念に撮ったの。】

TO【・・・・Aに会いに韓国行きたい。】

KR【あほ。お前はまだいけないだろ。】

TO【隊長もでしょ?
所詮俺たちは逃げ出した悪者だし。】



あの頃応援してくれてたペンだって、
俺たちの悪口を言うんだ。

外国人っていうレッテルはやっぱキツイ。

今もあの事務所の練習生には中国の子もいる。

デビューした子で日本人の子もいる。

多国籍になってるのは時代の流れ。

でも、言葉の壁も文化の壁も
そう簡単に乗り越えられるものじゃない。


韓減令がいい例だ。



Aはアメリカ国籍だし、生活の基盤もアメリカだ。

だから中国でも活躍出来ているし、ペンも多い。

広告のポスターや雑誌の表紙で見る事も多い。

それにルハンが出ているドラマのOST歌ってたし。




TO【今度は隊長も行く?】

KR【どこにだ?】

TO【おじいちゃんに協力してもらったらまた会えるかも。】

KR【ルハンと韓国行った時のか?】

TO【ジョンデなんてタオよりも隊長はいないの?
って失礼なこと言ってたんだよ。】

KR【ふん、あいつは可愛いからな。】


可愛いんじゃなくて、あざといんだよ。

あの下がり眉に油断させられるんだ。

タオもジョンデがいいやつって知ってるけど。




♪〜♪〜

着信を知らせる音に携帯を見ると
待ち望んでた人の名前。


TO【あ、Aだ!!!!】

KR【噂をすればだな。】


TO【もしもし?A!!うん。
観てくれるの?だって韓国じゃやらないよ?
うん。タオ頑張った。・・・へ?
分かった。隊長と行く。うん。】



隊長、俺たちが韓国に行けるの

そんなに遠い未来じゃないかも。

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作者名:V.V. | 作成日時:2017年5月16日 22時

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