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最初に違和感を感じたのはジャクソン。
野生の勘なのか、なんなのか。
いつもと違うなあっていう言葉に、
考えながらAを見て気づいた。
あれはAじゃないって。
MK「ヨンジェとの仕事ってなに？」
「オフレコなんで教えません。」
MK「・・・・・・(ぶっすー)」
「拗ねてもダメですよ。」
ヒョンたちと別れてAを練習室に連れて行って。
まだジェボムと俺しかいないから適当に座って喋る。
ジェボムは空気を読んだのかヘッドフォンして寝そべってる。
MK「ねえ、Aじゃない君をなんて呼べばいいの？」
「ふ〜ん、・・・気づいてたんだ。
あだ名といえば、コンジュくらいしかないかな。」
MK「コンジュ？お姫様？」
「そう、似合ってるでしょ？
あと、ヌナでもいいわよ。」
MK「ヌナ？・・・年上？」
「ええ、さっきのオッパたちよりも。」
MK「ウヨンヒョンたちよりも？」
「そう。驚いた？」
MK「・・・うん。」
「でも中身だけで、見た目はAの年齢だし、
気にしなくてもいいわよ。」
崩れていく話し方に・・ヌナが出てきてる。
そんな感じがする。
「マーク。」
MK「ん？」
コンジュが手をだしているから、
それをそっと握る。
指と指が絡まる。
ピンク色のネイルが俺の手を彩る。
「Aのこと好き？」
MK「・・・ネ。もちろん。」
「じゃあ、Aのためらな何でもできる？」
MK「俺にできることなら。」
「・・・そっか。」
MK「ヌナ、なんか危ない事してる？
俺が守れる範囲にいてくれるといいんだけど。」
「フフフ、そういう王子様気質よねマークって。」
少し悲しそうにヌナは笑った。
守りたいって思うのはナムジャであるから必然。
好きなヨジャは守らなきゃ。
何か言いたそうに開いた口が言葉を紡ぐ前に
練習室にやって来たメンバーの声が聞こえた。
それにヌナは口を閉じた。
.
.
.
そのあとAがいることにやってきたメンバーは
驚きながらも嬉しそうにしていた。
どこでAがヌナと切り替わったのかは知らないけど、
たぶん、ヌナになってからこうやって来なかったから。
事務所にも、楽屋にも。
ユギョムとベンベンに囲まれてセルカを撮ってたり、
ジニョンに頭を撫でられてたり、ジャクソンのスキンシップから
逃げてたり、ヨンジェと鼻歌を一緒に歌ってたり。
前と同じAがいた。
ヌナって演技凄い。
なんて感想を心の中で呟いた。笑
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年5月16日 22時
