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脅威になるだろうな。
そう感じたのは初対面のとき。
ちょっと前…といっても20年くらい前。
俺もまだまだ若かった頃。
誰もが羨む歌手がいた。
そいつと同じ雰囲気も持つ少女。
持ち合わせていた可能性と才能は
想像よりもはるかに高かった。
「では、お受けいただける形でいいですか？」
「ああ、もちろん。こちらとしても話題性が
欲しかったところだし。」
「いい効果が出られるように最善を尽くします。」
「期待してるよ。…とまあ堅い話はこのくらいにして、
なんだか不思議だよ、またお前と話せるなんて。」
「ジニョンオッパは変わらないね。
Aに会ったときの態度も昔と変わらなかったから。」
「普通にうちの事務所に欲しいと思ったよ。
そこにお前の片鱗を見たからなのか・・・TWICEに入れたいくらいだった。」
「彼女たちはもっと大きくなるわよ。
多国籍にしたのは正解。日本でも人気になるだろうし。」
「今年には日本デビューさせるさ。」
「ツウィに日本語教えてって言われてるから、
もうその話は伝わってる？」
「伝えてる、サナにモモ、ミナに頑張って貰わないと。」
「あの子たちなら大丈夫よ。」
見た目は若いのに…、懐かしいよ。
あの時も年が離れてたけど、もっと離れたな。
「そうだ、マークのやつと仲良いのか？」
「・・・・・熱愛にはならないわよ。」
「マネージャーやスタッフからよくAとマークの
話を聞くからな・・・。心配してないが。」
「デビューして３年目ってとこですか？」
「そうだ、恋して感情豊かになるのはいいことだし。」
「マークの相手は私じゃなくて、Aだよ。」
「・・・・そうか。」
「私が誰を大切に思ってるか、ジニョンオッパも知ってるでしょ？」
「あの弟分か？・・・今やテレビでよく見る。」
「アイドルなのか疑うわよね。笑
もともと歌もダンスも得意じゃないし、でも彼は
あのルックスとトーク力があるから。」
「うちのアイドルにはいないタイプだよ。」
「2PMのイメージ宣作は面白かったよ。
それにジャクソンとかバラエティー向きね。」
「ん〜GOT7で行くか？さっきの話。」
「ジニョンオッパの意向を優先するけど。」
「なら、2PMから選んでくれ。
もうひと話題欲しいところだから。」
「フフ、、了解。」
決まったら連絡するね。
練習室見て回ってもいい？
そう言って立ち上がるA。
許可をだすと投げキッスをくれた。
相変わらずだな。
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年5月16日 22時
