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みんなパボ。
パボ過ぎる。
だから俺はすこし抜け駆けをした。
コンジュは思ったより親しみやすかった。
TH「ねーねー、ヌナは料理できるんだね。」
「ふふふ、美味しい？」
ヌナが作ってくれたチゲを食べる。
俺の口の周りを拭きながらヌナは笑ってる。
Aは料理が壊滅的なのに、ヌナは上手。
こうやってヌナとAは少し違う。
TH「ジミンもヒョンたちもパボ。」
「ん？」
TH「だって誰もコンジュを見ようとしないから。」
「そんなもんでしょ。認めるのが怖いからね。
私の存在を認めちゃうと、Aが揺らぐから。」
TH「それにコンジュは演技が上手いしね。」
「その勉強もしてたから。すぐにでも主演女優になれるわ。」
そう、その笑い方はヌナだけのものだ。
Aはしない笑い方。
ヌナが理想として実現しようとしてること、
話してくれたけど難しくって正直どうでもいい。
聞きたがってるやつは沢山いるけど、
俺にとって根本的に大事なのはそこじゃない。
俺は俺なりの理由でヌナといる。
ヒチョルヒョンよりも少し年上なヌナ。
基本的に年下扱いをしてくれてるときは甘い。
可愛がってくれてる。
たまに怖いけど。
Aが手に入らないなら・・・・
ヌナだけでも俺のものになればいいのに。
それが一番の理由だ。
「ライオンさんはお腹に悪魔飼ってるのね。」
TH「えーー悪魔？」
「うん。もしくは堕天使。
あのMVも今考えれば配役は完璧だわ。」
TH「真っ黒な羽根生えてる？」
「見える。生えてる。笑
君は手段を択ばないタイプだからね。」
TH「ヌナは俺のことなんでも知ってるね。」
手を恋人繋ぎでにぎにぎして。
こんなに近くに入れるのに、簡単に触らしてくれない。
ああ、もう少しなはずなのに。
「私はそんなに安くないの。
ライオンに食べられる草食動物じゃないし。」
TH「えーーー、待ってるのに。」
「食べるなら、そこらへんにいるヨジャをどうぞ。」
TH「やだやだ。ヌナがいい！」
「ライオンさんはあまりいい噂聞かないし。
身代わりにするの止めたら？」
TH「ウソ、知ってた？
だってヌナが相手にしてくれないからさー。」
あっちが勝手に寄ってくるんだよ？
だから俺がどうしたって自業自得だと思わない？
本当はその真っ赤な唇に噛みつきたい。
真っ白い首筋に牙を立てたい。
それを許してくれないからウズウズする。
じりじりと近づけてる自信はあるのになー。
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年5月16日 22時
