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テヒョンが懐いてる。
ヌナ〜とかコンジュ〜とか。
なんでそうやって割り切れるんだ？
その疑問と不信感が募ってく。
確かにテヒョンは誰とでも仲よくできる。
友情の範囲は広いって感じ。
でも親愛の範囲は狭い。
無邪気に人を傷つけるし、
何気ない一言に毒をもってることも多い。
ペンへの対応も色々言われてるのは知ってる。
自分勝手なのは昔からだ。
.
.
突如現れたイェリちゃんはAに謝罪してた。
それをAは受け取らなくて突っ返してたけど。
立ち去ったAを彼女は涙ぐんでみてた。
なんとなく関りのあるグクの背中を押した。
すごい嫌がってたけど、適任はお前しかいない。
JK「ヒョン、、後で覚えててくださいね。」
JH「ヒョンは記憶力が良くないからなぁ…。」
JK「・・・・っち。」
JH(舌打ちした！！)
大きなため息のあとグクはイェリちゃんに近づいた。
それを5人で見てる。(テヒョンはそっぽ向いてる)
JK「あー…、イェリ？」
YR「オッパ。ごめんなさい。」
JK「いや、何があったのか知らないけど。
Aのやつがごめんね。」
YR「・・・・。オッパはひどいね。」
JK「え？」
YR「今は私を慰めてもいいと思うけど。」
そう言いながらイェリちゃんは涙をぬぐう。
その目はなんか力強かった。
TH「キツネのくせに。」
JM「・・・テテ？」
テヒョンが呟いた声が聞こえたのか彼女は笑う。
真っ赤なリップが弧を描いてる。
YR「負けたくないのに…。今のところ完敗です。」
TH「お前がコンジュに勝てるわけないじゃん。」
YR「コンジュ…お姫様ねぇ。」
TH「なんだよ、文句あんのか？あ？」
YR「オッパのお姫様に相応しくはないです。」
JK「・・・・俺？」
だから、関わらないでって言ったのに。
彼女は意地悪そうな顔をする。
なるほど、やっと読めた。
あの事件の前からAが一歩引いた訳。
あの日グクに怒ってた訳。
それがここに全部つながってた。
JK「Aに何したんだよ。」
YR「・・・・。」
JK「何したって聞いてんだよっ！！」
YR「ひどいなぁ、私のせいじゃないのに。」
グクが声を荒げたのに彼女はくすっと笑って去って行った。
そんなグクの肩に手をまわしたのはユンギヒョン。
テヒョンと同じように睨んだ。
彼女が消えた方向を。
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V.V
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年4月20日 22時
