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HC「・・・・A。」
名前を呼ぶと振り返って俺を見てくれる。
戻って来たんだ。
そう思うと胸が熱くなる。
もう一生手に入らない宝物が
また手の届く範囲に現れた。
そう掴める距離に。
「ひーちゃん、丸くなったね。」
俺の家のソファーに座ってるA。
ヒボムを膝に乗せてる。
HC「なんだそれ。太ってないぞ。」
「いやそーじゃなくて。笑
でもあの頃よりも顎がシャープじゃなくなってるわよ。」
HC「今も変わらずイケメンだろ？」
「ん〜まあね。
でもそうじゃなくて、性格が丸くなったって言ってるの。」
HC「・・・・諦めることを覚えただけだ。
それにどうしようもないのは変わってないし。」
「それは・・・フォローできないかな。」
HC「しろよ。笑」
今もたまに叩かれるし。
発言がどうしようもないとか。
駄目なやつとか。
でもそれが俺だ。
だから悪いけど変えるつもりもない。
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LT「転じて、機嫌いいな。」
HC「なんだよ。理由しってるだろ？」
居酒屋の個室。
呼び出されたから来てやったのに、
なんだか小言を言われるみたいだ。
LT「確かめもせずにいいのか？」
HC「ユラはともかく、ジェジュンも知ってるなら
確かめるもなにも本当のことだろ。」
LT「これは非現実的な出来事だ。
それを鵜呑みにしていいのか、、判断しかねる。」
HC「・・・何か思惑があっても構わない。
それでなんかあったとしたらそれはそれだ。」
LT「やけに覚悟してるじゃないか。」
HC「俺の扱い方をしってるし、転がされてる。
それもあの頃と同じだ。笑えるだろ？笑」
LT「笑えないよ。俺は。
先生とのことも気になるし、俺はまだ探っていくからな。」
HC「ふん。好きにしろ。俺も好きにしてる。」
ジュンスはいいやつだ。
面倒見がいいし、リーダーにも向いてる。
年下からも慕われてるし尊敬されてる。
俺を心配してくれているってわかってる。
でもそう簡単にまた手放せない。
もうあの気持ちを味わいたくない。
過去の後悔が俺を縛る。
♪〜♪〜
HC「ヨボセヨ？」
JJ「ヒチョルヒョン？今平気ですか？」
HC「ジェジュンか？なんだ？」
JJ「・・・ヒョンはAの味方ですよね？」
電話にでると、相手はジェジュン。
その内容に俺は、、笑ってしまった。
あ〜、あいつはやっぱりすごい。
予想の斜め上を行く。
だから好きなんだ。
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年4月20日 22時
