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久しぶりに聞けた愛しい人の声は
恐怖と不安に染められていた。
「ジェジュン…私…。」
JJ「どこにいる？教えて？
すぐに行くから。」
「・・・・いつもの病院。」
JJ「事務所の時と一緒？ならすぐいく。
だからゆっくりと深呼吸して。」
できるだけ優しくゆっくりと話す。
こんなユラはあの時以来だ。
目標を失ったユラの瞳は光がなかった。
その時と声が似てる。
駐車場に行き、車に乗り込む。
ふと一瞬考えを巡らせる。
あのヒョンは知ってるのだろうか。
こんなに近くにいることを。
また巡り合っていることを。
JJ「トゥギヒョン？」
LT「ヨボセヨ？ジェジュンなのか？」
JJ「ネ。ヒョン。」
LT「おかえり。連絡をくれて嬉しいよ。」
JJ「ヒョンへの報告はまたきちんとさせて下さい。
それよりも大事な用がありまして。」
LT「アラッソ。なんだい？」
JJ「・・・Aがサセンに刺されたみたいです。」
LT「！！！！」
JJ「ユラから連絡あって、たぶんもうペンも騒いでるはずです。
事務所の入り口だったみたいで、多くのペンが目撃してます。」
LT「Aは大丈夫なのか？！」
JJ「俺もいま病院に向かってて詳しくは・・・。
今は手術中らしいです。」
LT「どこの病院だ！？」
JJ「いつものとこです。
ヒョン、お願いがあります。」
LT「なんでもいって！」
JJ「ヒチョルヒョンを一緒に連れて来てください。」
LT「・・・・・アラッソ。必ず連れてく。」
ヒョンの声は力強かった。
少し飛ばして病院に行く。
裏口から入るとすぐにユラを見つけた。
イライラと不安が募っているのか険しい顔をしてる。
「ジェジュン！！」
JJ「ユラ！！」
「私、また守れなかった。」
抱き着いてきたユラの背中に腕を回す。
首もとが冷たいから泣いてるのだろう。
トントンとリズムをつけて背中をポンポンとする。
ユラ越しに見えるナムジャ７人。
防弾少年団の7人。
真っ赤に染まったままの状態で。
ぼーっと締め切られているドアを見てる。
そのドアには「手術中」と書かれたランプが光ってる。
そのランプが音を立てて消える。
それと同時にドアが開いた。
JK「っA！！！！」
すぐに駆け寄ったのはマンネのジョングク。
直接関りのない子たちだけど、
ユラの話から一方的に知ってる。
青白いAは、あの時と一緒だ。
ユラの手を強く握りながら病室まで歩く。
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年4月20日 22時
