The gears of fate（5）

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この日を楽しみにしてた。

緊張もするけど、光栄なことだ。

俺たちが呼ばれたこと。



ジャニヒョンとドヨンに見送られて
宿舎を出て、事務所でヘアメイクをした。

出演者には多くの先輩たちがいて、
新人の俺たちは緊張する。

でも萎縮することなく力強くパフォーマンスが
できるようにしなければ。


会場に向かう車の中で、
話題はやっぱり今日の共演者。



HC「今日Aヌナに会えますね。」

MK「…おう、そうだな(苦笑)」


嬉しそうなへチャンと苦笑してるマーク。

マークはこの間のEXO先輩のコンサートで
Aとジャニヒョンの関係しってるからか。


WW「EXO先輩のステージ。」

JH「近くで見れるな。」


こっちの97zは先輩たちの話。
ウィンウィンがEXO先輩大好きだから。


そんなやり取りを見てると隣に座ってる
ユタがつんつんと指をさしてくる。



YT「Aの生歌久しぶりだな。」

TE「・・・そうだな。」

TI「そっか、今日A一緒か。」

YT「テイリヒョン？忘れてたの？」

TI「うん。」


ちょっとぼーっとしてるヒョン。

ステージだと雰囲気が違うから不思議だ。



TI「俺、Aと歌いたいんだよね。」

JH「それなら俺もです。」

WW「A可愛い。」

MK「ウィニヒョン。なんか違う気が。」

HC「ヌナはDREAMでも人気ですからね。」

YT「そうなの？」

MK「ネ。一緒にダンスしたりしてます。」

HC「ヌナ俺たちのこと可愛いってね。」

YT「え〜なんかずるいな、それ。」



そんなことを言ってるうちに会場に着いた。

車からおりで順番にスタンバイする。



フラッシュが凄い。







俺たちの後に防弾少年団先輩たちが来て。

ジェヒョンが「ジョングクだ」なんて言ってて。


同じくレッドカーペットを歩いて、檀上で撮影して、

そのあとにジョングクくんだけ反対方向に戻っていく。


それを他のメンバーはにこにこして見送ってる。





すると止まった車から降りて来たのはAだった。


誰もが息を飲んだ。

有名な綺麗な女優さんたちもいるのに。


そこだけ切り取られたように異次元。





白のシースルー素材に黒い革ひもを十字に編み込んである
可愛いのにどこかロックテイストなワンピース。

胸元には何本も重ねたパールのネックレス。

足元はドクターマーチンのブーツ。

真っ赤なリップが似合ってた。




ジョングクくんがAの手を引いて、
エスコートしながらレッドカーペットを歩いてる。

それがすごく絵になる。

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