検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:155,426 hit

226 ページ26

調整した甲斐あって
緩やかなスケジュールの中、
コンサートのリハーサルに入ってる。

Aの調子もよさそう。


公表後に携帯を返すと、
仲の良いアイドルたちに返信をしてた。

鳴り続けて電源切れたりしてたから、
まあフォロー入れる相手も多いはず。


でも良かったと思う。

以前よりも顔色も良くなってるし、
睡眠も食欲も戻ってきてる。


それがヨンホのおかげなのか、
ジョングクのおかげなのかは難しいところだけど。



「ユラ。」

「どうしたの?」


呼び方でなんとなく分かる。
いまAがどういう状況なのか。


「ユノさんとチャンミンさんに面会ってできるかな?」

「・・・なんで?」

「先生対策ってとこだけど。」

「できなくないけど…、繋がりあるの?」

「練習生のときにSMの事務所で会ってる。」

「そう。…SMとは関わらないほうがいいんじゃない?」

「う〜ん。無理だと思う。
それにやられてばかりじゃいられないから。」


Aの中で動いてる計画。

私はそれを知らないけど、協力はする。

どんなことでも、何かを犠牲にしても。


その決意をAは知らない。



「シンガポールに行く前がいいな。」

「調整してみるわ。」

「ありがとう。流石ユラ。」



そのあと二人で今度のレッドカーペットでの
衣装とステージ衣装を決めて。

ヘアメイクどうする?なんて緩い会話。



「マンネびっくりするんじゃない?」

「・・・・ユラ。」

「いいじゃん私が止めても無駄だし。
向こうがどう思ってるかは別として、
大切に思ってるオッパがたくさんいるんだし。」

「結構な嫌味。笑」

「あの時のAは一途だったよね。
いまと一緒でモテてはいたけど。」

「私のことは置いといて。
一途といったらユラだってそうじゃん。
ジェジュンオッパの。」

「ストップ!!思い出させないでよ。」

「いや、あれは歴史に残るね。
初対面で告白するなんて。」

「あれは口が滑ったっていうか。」

「でもあれきっかけで仲良くなったもんね。」


私の頭を撫でるAはやっぱり変わらない。

いつも助けてくれて、その背中を追いかけてた。

あの頃と変わらない。




「よし。身体動かすか。」

「3時間までね。」

「はいはい。ん〜なに踊ろう。」

「ダンサーとの練習は明日よ。」

「セットリスト通り流してくれる?」

「OK。」



流れ出した音楽。

Aの世界観をまた感じられて嬉しい。


このパフォーマンスは唯一だから。

227→←225



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (113 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
222人がお気に入り
設定タグ:BTS , EXO , SEVENTEEN
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

umi - 面白すぎます! (2018年12月6日 16時) (レス) id: 2ec896ea56 (このIDを非表示/違反報告)
VV(プロフ) - 舞桜さん» NCTだとヨンホさん推しです!笑。シカゴ兄さんいいですよね!! (2017年4月5日 9時) (レス) id: 1e1511b774 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - 最近ヨンホ氏の魅力沼にハマってしまいました…ものすごーくこの作品でもオッパ感出まくってます。 (2017年4月4日 18時) (レス) id: 4b160cd092 (このIDを非表示/違反報告)
VV(プロフ) - みずきさん» みずきさんコメントありがとうございます。ノロノロ更新ですが頑張ります!! (2017年3月30日 23時) (レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - とっても面白いです!更新頑張ってください☆続きが楽しみです!! (2017年3月30日 2時) (レス) id: ac38f53874 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:V.V. | 作成日時:2017年3月23日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。