210 ページ10
騒がしい。
心の中も、頭の中も。
ざわざわと。
考えるのを辞めたいのに、出来ない。
何故だろう。
どこか冷静な自分がいる。
自分のことが、自分だけへの影響じゃない。
私を支えてくれる人たちへ影響する。
それが、、少し怖い。
私がしようとしている事。
それがどんなことをもたらすのだろうか。
「…A。帰るわよ。」
「ユラ…って、ヨンホオッパ？」
作業室のドアが開く音がして振り返ると、
予想のしなかった人物がいた。
JO「うわ〜…この部屋すごいのな。」
「ジャニさん、なんでここに？」
JO「あれ、オッパでいいのに。」
「・・・・はあ(溜息)」
幸せ逃げちゃうよ？なんて笑うオッパ。
珍しそうにきょろきょろしてる。
「オンニ、事務所の前にも、宿舎にも
報道陣も沢山いるのに…なんで連れて来たんですか？」
「ん〜…慰め役も必要かと思って。」
「もういい。それよりちゃんと渡してきましたか？」
「渡してきたわよ。次はこいつらの曲だって。」
ユラはヨンホオッパを指さす。
気になってさっき届いてたメッセージを開く。
「・・・・NCT127の？」
JO「え、マジ？やった。」
「オッパも参加するの？」
JO「おう。やっとデビューできる。」
「いまでも十分人気だけどね。」
JO「そう？でもやっと同じ土俵に立てるし
ここまで来れたって嬉しいよ。」
にんまりと笑うのは昔と変わらない。
懐かしむにはまだ早い…のかな。
なぜかそのままオッパも一緒に車に乗り込んで
宿舎に向かって出発した。
ユラはさすがというか違う車を手配してて、
軽く変装までして運転席にいる。
フルスモークだけど、見えないように隠れながら
ヨンホオッパと後ろに座ることになった。
＜・・・・なんで来たの？＞
JO＜ん？理由分かんない？＞
＜自惚れたくないけど…。＞
JO＜自惚れていいと思うけど。笑
俺にはあの時からAしかいないし。＞
＜・・・ごめんなさい。＞
JO＜うわ、また振られるの？笑＞
わざとオーバーリアクションをする。
それが優しさだって知ってる。
だから、辛いんだ。
JO「Aの一番は変わらないんでしょ？」
「…急に、韓国語。」
JO「別にユラヌナが聞いてたっていいじゃん。
それにヌナ英語分かるし。」
「そうだけど。」
JO「俺も一緒。」
「・・・一緒？」
JO「俺の一番も変わらないの。」
大きな手が頬を撫でる。
これに縋るのが楽なのは分かってる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 222人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
umi - 面白すぎます！ (2018年12月6日 16時) (
レス) id: 2ec896ea56 (このIDを非表示/違反報告)
VV(プロフ) - 舞桜さん» NCTだとヨンホさん推しです！笑。シカゴ兄さんいいですよね！！ (2017年4月5日 9時) (レス) id: 1e1511b774 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - 最近ヨンホ氏の魅力沼にハマってしまいました…ものすごーくこの作品でもオッパ感出まくってます。 (2017年4月4日 18時) (レス) id: 4b160cd092 (このIDを非表示/違反報告)
VV(プロフ) - みずきさん» みずきさんコメントありがとうございます。ノロノロ更新ですが頑張ります！！ (2017年3月30日 23時) (レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - とっても面白いです！更新頑張ってください☆続きが楽しみです！！ (2017年3月30日 2時) (レス) id: ac38f53874 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：V.V． | 作成日時：2017年3月23日 23時
