Heartbreaker（4） (ページ21)

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空港に降り立つと聞こえてくる日本語。
それにアイリーンオンニは目をキラキラさせてる。

小さくオオサカ～って呟いてる。

色んな手配をしてくれたユナオンニだけど、
日本語は難しいとドライバーさんと話をするときは
私が通訳になって大阪の繁華街に向かった。

東京近郊に住んでいたから大阪には数えられる
くらいにか訪れたことがなかったけど、今回行くというのを
悠太君に伝えたら色んな情報を沢山くれた。

悠太君はいつかグループのメンバーをナビゲートするために
日本担当としていろいろ事前調査をしているらしい。
テヨン君たちと大阪くる日は近いかもしれない。

「やーA。」

「ね。オンニ。
どうしましたか？」

隣に座ってるアイリーンオンニが携帯の画面を
こちらに向けて見せて来た。

そこに書かれているメッセージ。

「一緒にご飯…ですか？」

「うん。大丈夫だと思う？」

ちらっとユナオンニを見るとオンニはガイドブックを
すごく真剣に見ている。

「出入りが別々なら…いけるかな？」

「お店にもよりますね。
予約して個室とってもらいますか？」

「それは向こうがしてくれるみたい。」

「そうなんですか？」

「うん、チケット２枚だけだったでしょ？」

「はい。」

「だから残りの５人が、ね。」

確かに私にも連絡がきた。
めんどくさがりな彼は無視しろなんて言っていたけど。

「ユナオンニ～ちょっと相談が。」

そういってオンニに話しかけるアイリーンオンニは
すごくキラキラして笑顔が可愛い。

オンニなぜか本人の前だとツンツンしてるのに、
裏だとこんなに可愛い。

ユナオンニが狙っていたラーメン屋さんでご飯を食べて、
ショップで色んな買い物をして。

アイリーンオンニに全身コーディネイトしてもらって、
メイクまでしてもらって、いつもと違う自分がいた。

カシャ

「・・・・オンニ？」

「うん、大傑作だわ。」

「アイリーンもそう思う？」

「はい。A可愛いし。」

聞こえて来た音に顔を向けると
こっちを向いている携帯が２台。

オンニたちが写真を撮っていた。

「ギョンスも惚れ直すわ。」

「その名前出しちゃいます？笑」

「な、、オンニたち////」

「なによー、お似合いってこと。
まあ、ライバルいっぱいいるけど(ぼそ)」

「オンニ？」

「なんでもなーい。」

「よし、そろそろ会場向かいますか。」

ユナオンニの声に席を立ちあがる、

遠くからの視線には気づかなかった。