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「ほら、これ見て。」
ユナオンニが携帯の画面をこちらに向ける。
そこにはさっきまでギターを練習していた
自分の姿が映っていた。
「、、、、え。」
「AのっていうかBUNNYのインスタ。」
「私の？」
「Aがこういうの苦手なの知ってるけど、
ペンたちとの繋がりを持つのは大事なことだし、
ここで情報いえると便利だから。」
「オンニは仕事が早いですね。」
「まあね。昔と、少女時代のときとは違うからね。
テレビをみてアイドルに憧れるっていう時代じゃないし
身近に感じられるアイドルの受けがいいし。」
まあ、そのくらいは分かる。
詳しくは分からないけど、BUNNYにもペンはいる。
マスター何人かいるわよ。
なんてオンニに言われてHPを見た。
どこで撮られたんだろう、っていう写真たち。
事務所への移動や、日本への移動のときのもの。
笑顔で手を振りなさいってオンニに
言われなかったらボーっと眺めてた。
まだデビューしてないのに。
「この写真可愛いわね。」
「！！！＿＿＿なんで小さいときの写真。」
「ギョンスも映ってるね。
ギョンスのお母さんがくれたわよ。」
「なんで。」
「Aを悪者にしない。
だってこういう熱愛ネタはヨジャがどうしても弱い。」
「・・・・。」
「たんにヨジャの嫉妬の方が顕著ってことよ。
だから幼馴染っていうバリアを貼ることにした。」
「それ、ギョンスは？」
「知ってる、というか彼の提案。
そして公表もギョンスにしてもらう。」
「！！！」
「今頃ラジオで言ってるわ。」
オンニの言葉にパソコンを操作する。
ギョンスが今日ラジオだといっていた番組を探す。
「・・・・・。」
「あらら、Aのダンススキルバレたわね。」
聞こえて来たのみんなの声。
だけど話題は、私。
契約違反に、、ならないかな？
ギョンスと引き離されない？
そればかりが頭を過る。
オンニに任せときなさい。
ってユナオンニは優しい笑顔をくれた。
どんどん大きくなっていく。
不安と焦燥感が襲ってくる。
バレないようにゆっくりとトイレにいく。
音が漏れないように全部吐き出す。
.
.
.
「飲む回数を増やさないように。」
「・・・・・はい。」
「強すぎて身体に影響がでるから。」
「はい。」
「それでも、必要？」
「・・・・はい。」
ポケットから出した小さなケース。
そこにある白い錠剤。
ふらふらする思考。
飲み込んだ。
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作者名：V.V． | 作成日時：2018年6月18日 0時
