＿182（D.O） ページ32
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Aの瞳が揺らいだ。
「ユンギ君、、に欲しいと言われたの。」
「＿＿＿＿そっか。」
「ちょうど日本にいるときだって言ってて。」
「うん。」
「チケット取れなかったみたいでね。」
目の前で手をギュッと握りしめている、
そのAの手を包み込むようにする。
「別に怒ったりしてないよ。」
「＿＿＿＿うん。」
「ちょっとヤキモチはやいたけど。」
「うん、ごめん。」
「ベクが仲良いじゃん？」
「テヒョン君と、、だよね。」
「そう、それでアイリーンヌナを紹介したとか。」
そう言うとAは少し驚いた表情をした。
次の瞬間にはにっこりと笑った。
「オンニとテヒョン君お似合いなんだよ。」
「そうなの？テヒョンが一方的に喋ってそうだけど。」
「それは、その通りなんだけどね。
オンニはテヒョン君のこと可愛いって思ってるんだよ。」
「それはナムジャ的に、どうなの？」
「オンニ可愛いの。」
「そっか、なら応援しなきゃね。」
「うん。」
良い曲が出来そ、と言いながら鼻歌を歌ってる。
その歌ができあがるのはそう遠くない未来かもしれない。
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「ヒョン、準備は万端？」
「ん？まあね。」
「ヨジャってなにを喜ぶの？」
手に持っている小さな箱を弄んでいると
ベットに寝転んでいたジョンイナが聞いてくる。
…というか寝てると思ってた。
「誰にあげるの？」
「別に、そんなんじゃない。」
「ジョンイナはヌナ達いるからいいじゃん。」
「ヌナと一緒でいいの？」
「・・・・スジョンのこと？」
「！！！」
モテ男のジョンイナもこの手の話は疎い。
いままで興味がなかったといえばいいのだろうか。
EXOといってもナムジャの集まりだ。
そういう話になるのは不思議ではないし当然。
あのグループの誰が可愛いとか。
ドラマのこの役最高！とか。
一番モテるマンネlineはどうやら最近色気づいてきた。
セフナも彼女いるみたいだし(名前思い出せないけど)
「ヒョンはAヌナのことどう思ってるの？」
「・・・・。」
「参考までに。」
「Aは真っ白いんだ。」
「？？？」
「何色にもなれるともいうけど。」
「白い？」
「そう。だから俺色に染まればいい。」
小さな箱庭の中で、
俺だけを見て、
俺だけの声を聴いて
その願いを叶えるにはまだまだ力が必要。
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作者名：V.V． | 作成日時：2018年6月18日 0時
