Heartbreaker（3） (ページ7)

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嬉しそう？な顔をしたテミナ。

驚いた顔をしたカイ君。

その後ろにいる男の子たち。

「Aヌナ！」

「・・・ヌナ、なんでいるの？」

「僕の応援に来てくれたの？」

そうでしょ！？って言うテミナ。

それとは反対にカイ君はそうなの？って怪訝な顔してる。

ソロデビューするにあたって楽曲作成をしているところ
に何回かお邪魔することがあった。

ジョンヒョンさんが参加している曲。
関わったというか、少し意見を聞かれた・・・だけ。

フィーチャリングでカイ君がラップをしている曲は
この間あったSMTOWNのソウル公演でもすごい人気だった。

裏の雑用に駆け回っていたからステージをみることは
出来なかったけど、曲は聞いていた。

「・・・・うん。それも理由。」

「〝も″？」

「Red velvetのステージが目的でもあるから。」

「ふ～ん。ヌナって酷いＴＴ」

「おい、テミナ泣き真似すんな。
あと、ジミン達放置してるぞ。」

「あ！忘れてた。」

テミナは一瞬目を細めたけど、そのタイミングで
カイ君が後ろにいる人たちを指さした。

「ヒョン～忘れてたって酷い！」

「そうですよ～。」

「ごめんごめん。」

糸目の子とイヒッって口を四角にして笑う子が
テミナにそう言うと、テミナは笑いながら謝ってた。

テミナたちと仲が良いといことはアイドルなんだろうか。

そんなことを考えてるとテミナに紹介された。

「Aヌナはうちのスタッフだよ。」

「うん、そう。」(うんうん)

「・・・・(ペコ)」

そう言われて会釈をすると元気のよい挨拶を返された。
(一人はめんどくさそうにしていたけど)

「2,3 バン！」

「「「「「「タン！防弾少年団イムニダ！」」」」」」」

「・・・・・・すごい名前ですね。」

「ねえねえ！僕たちのこと知らないの？」

「・・・・すみません。」

「・・ふん・・まだまだだな。」

四角い口の子が聞いて来て、答えると
真っ白い肌の子が小さく呟いた。

それに気まずくなって下を向く。

「ヌナ、顔が一致しないだけじゃない？
この前、ギョンスヒョンと一緒に聞いてたじゃん。」

「？？？聞いてた？」

「하루만。」

「！！！」

「思い出した？」

「うん。・・・・あの歌の人たちなんだ。」

カイ君の言葉に思い出す。

ベク君が「俺に似てる後輩」と言っていて、
宿舎で曲がかかってたんだ。

下を向いてる私を覗き込むように見ていたカイ君を

テミナは引っ張って離した。